三丁目の良子さん

◎良子のつぶやき

雪かき、雪運び、雪棄てで全身が筋肉痛です! 今週の映画は「今夜、ロマンス劇場で」をご紹介します。

 

◎三丁目映画館~今週の桂木良子お薦め映画

「今夜、ロマンス劇場で」

ロマンチックで美しい恋の物語。最後はグッと泣かされました。

映画が娯楽の王様だった昭和半ば。古い映画に登場するお姫様に憧れて、ロマンス劇場に通い続ける青年・牧野(坂口健太郎)。そんな牧野の前に映画から抜け出したお姫様・美雪(綾瀬はるか)が現れた!という、奇跡のようなお話。

 

高度成長期の人々が持つエネルギーや、生活感がスクリーンいっぱいに溢れ、映画助監督として働く牧野を通して、撮影所の熱気や賑わい、浮世離れした映画スターの姿などがテンポよく、生き生きと描かれます。主人公の名前が牧野(マキノ)だったり、ガラス越しのキスがあったりと、映画人の熱い思いも伝わってきます。

 

色のないモノクロ映画から抜け出した美雪と対比させるように、牧野の生きる現実社会はカラフルで美しく、バラは赤く、空は青く、藤棚の紫のカーテンや、碧に光るホタルの美しさなどに目を奪われます。

 

ローマの休日のオードリーのような綾瀬はるかの衣装がまた素敵。正統派のエレガントさを保ちつつ、様々な色合いの衣装で登場します。爽やかな坂口健太郎の初々しさと令嬢役の本田翼の可愛さと、正統派に渋さも加わった加藤剛さんいい!(大岡越前の加藤さんも2月4日で80歳になられたそう!!)

 

最近はアニメやゲームなど二次元の恋人しか愛せないという若者もいるそうですが、ラストで明かされる牧野の選択に思わず泣かされ、決して起きるはずのない奇蹟が、もしかしたら… と思わせてくれる。

 

◎日曜かんたんブランチ

大根でかんたんに箸休めを「大根のピリッと漬け」をご紹介しました。

 

◎昭和の名曲をあなたに

箱崎晋一朗さんの「熱海の夜(S44)」をお届けしました。

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