1.開催日時  令和4年11月21日(月曜) 午前11時より

2.開催場所  北陸放送 4階役員会議室

3.委員の出欠 委員総数 8名

【出席委員】  7名

 福森 義宏  委員長  植村まゆみ 副委員長
 大樋長左衛門 委員   西尾 眞友 委員
 大場 吉美  委員   堀  直子 委員
 高橋 涼子  委員

 

【放送事業者側出席】
 代表取締役社長         吉藤 徹
 常務取締役           島田喜広(編成担当)
 取締役報道制作局長       大家陽一(報道制作担当)
 テレビ制作部長         横田佳政(番組統括)
 番組審議会事務局長       沢田秀樹

 

4.議題
・北陸放送「放送番組基準」改正の諮問・答申
北陸放送が準拠する「日本民間放送連盟の放送基準」の改正を受け、今回開催された「第584回番組審議会」において、北陸放送「放送番組基準」改正に関する諮問を行い、「諮問事項は妥当である」との答申を頂きました。
また答申の際に、福森委員長から「今回の民放連【放送基準】の変更は、差別や人権問題、また価値観の多様化といった社会の変化に対応するためのものです。北陸放送としてこれを遵守し、正しく運用されることを望みます。」とのお言葉を頂きました。

 

・ラジオ・テレビ 令和4年12月の番組放送予定

 

・テレビ番組批評
 テレビレギュラー番組『げんき日記』 
 毎週土曜日 午後5:00~午後5:15 北陸放送 テレビ制作部

 

<各委員からの主な意見のまとめ>
■今回の2作品はいずれも親子の関係に焦点に当てもので、こどもの可能性を自然に感じることが出来た良質な番組だった。SDGsや多様な価値観が注目されている中、今回の親子の姿を見ていて、これからの時代、幼い子供たちの親世代である30~40代の人たちが、時代にキーマンになっていくのではいかと思った。

■1本目の「海ごみ」を扱った作品では、環境教育は幼い頃からやらないと根付いていかないと感じた。「蜜蠟ラップ」についても初めて知った。2本目の「親子ユニット」では、親子の深い繋がりだけではなく、1本目にはなかった地域との繋がりまで踏み込んで取材が出来ていた。

■今回取り上げられた2組の親子があまりに「理想的」であったので、子どもは親に合わせて無理をしていないだろうかと感じてしまった。もちろん2作品だけでは分からないが、模範的な家庭ばかりを紹介しているのではないかという疑問も生じた。

■模範的な家庭だけではなく、不安や悩みを抱える家庭に対してアプローチするも、ネガティブな要素が原因で取材を受けてくれない事情も理解出来た。ただ「教育」には様々な局面があり、取材すべき対象はなんなのかを常に深堀りしながら、今後も番組制作を継続していって欲しい。

■時代が進み考え方が変わっていくことで、取上げる内容も変遷していく。「教育」は大切な分野なので、現状ボツになった企画であっても大切に残しておいて欲しい。今後役に立つ時が必ずくると思うので。

■今回取り上げた家庭が模範的だったからか、正直お問合せの電話相談に結びついているのだろうかと思った。番組の押さえであることも理解した上で、それをルーティンとせず、紹介した作品のテイストに左右されることなく、視聴者がより相談しやすいような案内方法も検討して欲しい。

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