三丁目の良子さん

2024年3月17日放送分

桂木良子の映画感想
「ARGYLLE アーガイル」

「キングスマン」シリーズのマシュー・ボーン監督が描く痛快スパイアクション・・・ ということで期待したが、コメディ要素が強い上にストーリーが解りにくく、派手なアクションを楽しむだけの映画でした。

人気スパイ小説「アーガイル」の作者エリーは、新作の準備のために愛猫を連れて取材旅行に出かけるが、列車の中で謎の男たちに命を狙われ、エイダンと名乗る男に助けられる。実は、エリーの小説が現実のスパイ組織の計画と重なっていた為にエリーは狙われたわけだが、次第にエリーの書く空想の世界と現実との境界が曖昧になっていく・・・

ゴールドのドレスをスリムに着こなした謎の美女が主役! かと思いきやオープニング早々に退場し、お楽しみが無くなったせいか私の斜め後ろの席のオジサマは大イビキ。空想と現実が行ったり来たりの世界では、絵に描いたような男前スパイ(ヘンリー・カビル)はエリーの作り上げた架空の人物で、現実のエイダンは似ても似つかぬサム・ロックウェル。

そして突然に物語は佳境に入り、大イビキのオジサマも目覚めたご様子。「私はシャイで臆病な小説家。でも本当は、悪の手によって記憶を塗り替えられ催眠コントロールされていた凄腕のスパイなのよ!」と、大暴れするエリー(ブライス・ダラス・ハワード)。「ジュラシック・ワールド」とは別人のような、大きなお尻と豊かなお肉を金色のドレスに包み、チャーミングな笑顔を振りまいて派手に見せてくれます。フィギアスケーターばりの華麗な滑りで敵をなぎ倒すシーンは見応えがありました。

 

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