三丁目の良子さん

◎良子のつぶやき

蝉の声に代わって虫の音が聞こえるようになりました。秋ですね・・・。(笑)

 

◎三丁目映画館

「異動辞令は音楽隊!」

現場一筋30年の強面刑事・成瀬が左遷された先が警察音楽隊。

職場でも家庭でも居場所のない男が、音楽を通して人生を変えてゆく・・・というハートフル・コメディかと思っていたら、意外にシリアスでした。

 

上司に逆らって違法すれすれの捜査を行い、部下を振り回すマウンテン刑事の成瀬を、でかい身体に無精髭の阿部寛がはまり役で演じています。

 

高齢者を狙った「アポ電強盗」の残忍な手口とゲスぶり、そして犯人捜し。

警察の縦割り社会での軋轢とパワハラ。

社会の中ではオレ様男の成瀬も、私生活では妻と離婚。娘には拒絶され、家で待つのは認知症の母だけ・・・という現実。

 

若手刑事の坂本(磯村隼人)は成瀬のパワハラに耐えかねているし、音楽隊のメンバーも所属部署での仕事との兼務でオーバーワーク状態だし、シングルマザーの春子(清野菜名)は子育てを優先するため、大好きな音楽をあきらめようと考えている・・・

社会問題である「詐欺犯罪」、「パワハラ」、「認知症と介護」「離婚と子育て」等々が盛り込まれていて、なかなか深刻でした。最後も決してハッピーエンドではなく、現実的な結末です。

 

阿部寛さんが何しろデカい。強面刑事としては存在感を放つ身体の大きさも、音楽初心者としてのシーンでは気の毒なほど悪目立ち。ドラムが小さく見えます。リズム感が良さそうには見えない彼が、最後には立派に演奏する様子に、相当練習したんだろうなぁと感じる。どんな役にでも成りきるために、ひたすら努力する俳優さんってエライ!!

 

◎日曜かんたんブランチ

お酒のつまみにもぴったり。「オクラのガーリック揚げ」をご紹介しました。

 

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