三丁目の良子さん

◎良子のつぶやき

今週の良子お薦め映画は「エルヴィス」です。

 

◎三丁目映画館

「エルヴィス」

「世界で最も売れたソロアーチスト」としてギネス認定され、「キング・オブ・ロックンロール」と称されながら、42歳でこの世を去った歌手エルヴィス・プレスリーの人生を描く・・・というよりも、一人の天才歌手と彼を独占して支配したマネージャー、パーカーとの関係が生んだ光と影を描く。

 

金ぴかの万華鏡を見るような華やかで謎めいたオープニングからぐっと引き込まれる。ショービジネスが「興業」と呼ばれた時代では、いや今も?強欲な事務所と搾取されるタレントの関係は、芸能界あるある話のひとつ。

逃げだそうとすれば多額の違約金を請求されたり、引退を迫られたり、芸名の使用を差し止められたり・・・ そんな人を何人も見てきたので、身につまされてつらかったです。

 

エルヴィス・プレスリーが、貧しい少年時代に黒人音楽から影響を受けたこと。甘い歌声と小刻みに腰を振るセクシーな歌唱法が秩序を乱すとして、権力からの迫害を受けたこと。日本やドイツなど外国でのコンサートを夢見ながらもパーカーに阻止され、頼りにならない父や、愛する妻子までが去って、薬漬けになってゆくエルヴィスの姿が、悲しく胸に迫りました。

 

プレスリー役はオースティン・バトラー。繊細でセクシーで、特に30代後半になってからのエルヴィスがラスベガスのショーに登場するシーンは、まるでエルヴィスが憑依したかのようでした。

 

パーカー役はトム・ハンクス。自ら大佐と名乗っているが出自の怪しい山師を、特殊メイクとさすがの演技力でしたたかに見せてくれます。エルヴィスから搾取した莫大な金を賭博で使い果たし、夜ごとにベガスを徘徊した・・・という説明も、芸能界あるあるで悲しすぎました。

 

◎日曜かんたんブランチ

夏休みの昼食に作り置きもOK!「梅干しとおじゃこの炒飯」をご紹介しました。

 

◎良子のお薦め歌謡曲

半崎美子さんの「蜉蝣のうた」をご紹介しました。

 

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