三丁目の良子さん

◎良子のつぶやき

今週のお薦め映画は「とんび」です。

 

◎三丁目映画館

とんび

過去にNHKとTBSで2回TVドラマ化され、堤真一と内野聖陽が演じて好評だった主人公ヤスを阿部寛が演じての映画化。はてさて・・・と鑑賞しましたがほぼ全編で涙うるうるでした。 

 

昭和37年の瀬戸内海に面した町。幼くして両親と別れ運送業で働くヤスが、妻の美佐子を事故で喪い、幼い息子アキラを男手ひとつで育てあげる・・・

 

単純で不器用で真っ直ぐなヤスが、息子の幸せだけを第一に生きる姿に泣かされる。親の心も知らずに生意気言ったり反抗したりする息子アキラ。ドラマ版では池松壮亮と佐藤健が演じた役を北村匠海が演じ、豪快で熱い阿部寛と、ナイーブで少し暗い印象の北村匠海の親子の葛藤に、子どもであった自分と親である自分との両方の立場で共感して何度も涙しました。

 

重松清さんの原作だけに珠玉の言葉や人生観も随所に登場し、小雪舞う夜の海岸で麿赤兒の和尚さんが言う言葉にも深く感銘を受けたし、薬師丸ひろ子のたえ子さんが言う『いろいろあった方が人生の景色はきれいなのよ』という言葉にもなるほどねぇ・・・と頷き、希望をいただきました。

 

時系列が少し分りにくいなぁ・・・とか、北村匠海さんと杏さんのカップルはちょっと違和感が・・・とか、安田顕さんの芝居は大きすぎるなぁ・・・とか、細かいことは置いといて、親を喪った子は町のみんなで育てるんだ!という、昭和人情に浸って泣いて下さい。

 

◎日曜かんたんブランチ

春野菜のレタスをたっぷりいただきましょう♪「レタスのナムル」をご紹介しました。

 

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