三丁目の良子さん

◎良子のつぶやき

今週のお薦め映画は「やがて海へと届く」です。

 

◎三丁目映画館

「やがて海へと届く」

童話のような水彩画のアニメシーンで始まり、二人の少女を中心とする自然体の日常がゆったりと描かれて、これはいったい・・・と、彩瀬まるさんの原作を読んでいない私は、ほぼ意味が分らないまま半分を過ぎる。

 

ならばと、W主演の二人の女優の魅力を楽しむことにする。

真奈役の岸井ゆきのさんは眼力で、すみれ役の浜辺美波さんは微笑みで、共に捉えどころの無い役柄に説得力を持たせて魅力的です。しかし、引っ込み思案の真奈を引っ張るすみれの方が、なんだか幼く見えるんだけど・・・と思ったら、美波ちゃんは岸井ゆきのさんより8歳も年下だったんですね。

美波ちゃん頑張ったね・・・

 

すみれが行方不明になったらしい??と感じる、上映半ば過ぎに登場する

光石研さんはさすが! 彼が登場した途端にパッと映画らしくなりました。

さすが演技派のベテランの底力を観た気がします。

 

そしてまた後半はドキュメンタリータッチへ。あぁ・・・そういうことかと、すみれの行方不明の理由が腑に落ちる。 

立ちはだかるようにそびえ立つ防潮堤を見たときの絶望感は半端なく、これほどの高さと頑丈さを持った壁を作らなければ守れなかったのか・・・と、打ちのめされました。

 

子猫のポーチや母娘の確執、すみれの抱えた秘密?など、謎は謎のまま終了。だったらもう少し短く、テンポ良く出来たのでは?と思いますが、風景などの映像はメルヘンを感じさせるほど美しく、か細い二人の女優さんの脚が、意外にも健康的で生活力を感じさせてくれるのにも好感が持てました。

 

◎日曜かんたんブランチ

イワシの最盛期です♪ がっつり食べよう!「イワシの蒲焼き丼」をご紹介しました。

 

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