三丁目の良子さん

◎良子のつぶやき

今週の映画解説は「ほんとうのピノッキオ」です。

 

◎三丁目映画館

「ほんとうのピノッキオ」

知っているようで、ちゃんとは知らない・・・ ピノッキオの誕生から結末までを、アカデミー賞衣装賞とヘアーメイク賞ノミネートの実写で描く、ダークファンタジー。

 

貧しい木工職人のジェベット爺さんが丸太から作り出した人形が、命を吹き込まれたように喋りだし動き出す。ピノッキオと名付けられた人形は、お爺さんの元を飛び出し、おしゃべりコオロギの忠告や妖精の言いつけにも耳を貸さず、『人間の子供になりたい』と、命がけの冒険を重ねる。

 

ジェペット爺さんは「ライフ・イズ・ビューティフル(‘97)」のロベルト・ベニーニ。

貧しくも愛情深いジェベット爺さんを、どことなくコミカルに演じて暗さを感じさせません。

顔も手足も木材の特殊メイクでピノッキオを演じたのはフェデリコ・エラピ。

ピノッキオが人間の子供になったとき、それまでより一回り小さくなったフェデリコ君を見て、鎧のような手足は窮屈で重かっただろうし、メイクに時間がかかっただろうに、よく頑張ったなぁと思いました。

子どもながら役者魂は立派です!

 

130年も前に書かれた物語ですが、今に通じる風刺や戒めがいっぱい。

貧しいジェベットが寒さをこらえ、たった一枚しかない上着を売って手に入れてくれた教科書を、ピノッキオは売ってサーカスを観に行く… あ~…親の心、子知らず! 一枚の金貨を野原に埋めれば500枚の金貨が成るなんて、絶対にありえないのに、今でも似たような詐欺を聞きますね。

ピノッキオも人間の子供も同じ。様々な失敗や挫折を経て大人になって行くのですね。 

久々のイタリア映画でした。歌うようなイタリア語が心地よかったなぁ。

 

◎日曜かんたんブランチ

公開上映中の映画、「老後の資金がありません!」風の、「豚もやし鍋」をご紹介しました

 

◎昭和の名曲をあなたに

昭和57年の三船和子さんのヒット曲 「だんな様」 を、お届けしました

 

 

ラジオは聴くだけじゃなく、参加すれば楽しさ100倍!

リクエスト曲やあなたの身近なメッセージをお待ちしています。

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