三丁目の良子さん

◎良子のつぶやき

今週の映画解説は「いのちの停車場」です。

 

◎三丁目映画館

「いのちの停車場」

日本最後の(?)映画スター、吉永小百合さん主演のヒューマン医療ドラマ。

東京の大病院を辞めて、金沢の小さな診療所に勤める白石咲和子は、在宅医療を通して、さまざまな患者のいのちと向き合うことになる・・・

 

大スター吉永小百合さんと、彼女の信奉者であった岡田裕介プロデューサーのタッグならばこその豪華キャストで、舞台となる金沢の見どころも満載です。

寝たきりの老妻を看取る男・泉谷しげる、息をしているだけでは生きていることにならないと言う芸者・小池栄子、音信不通の息子に一目会いたいと願う父・柳葉敏郎、人気の女流棋士・石田ゆり子、IT企業の社長は伊勢谷友介。それぞれの「いのちのしまい方」があって泣かされますが、小児がんの女の子(母・南野陽子)のエピソードは涙・涙でした。 

 

しかし、「孤高のメス」や「八日目の蝉」の成島出監督は、笑いもちゃんと用意して一息つかせてくれるし、昭和の日活青春映画のような闊達な小百合さんも見せてくれます。 西田敏行やみなみらんぼうの渋さも良かったけれど、何よりも広瀬すずと松坂桃李の演技と若さの存在感が素晴らしかった。

 

難病を患い、もう楽にしてくれと言う父・田中泯に、娘として医師として咲和子はどんな答えを出すのか・・・ 結末は描かれておらず、観客一人一人が自分ならどうする… と、考えることになります。

『大切な人と御一緒にご覧ください』というメッセージの意味が解ります。

 

◎日曜かんたんブランチ

炊飯器でかんたんにできます。「炊飯器でカレーピラフ」をご紹介しました。

 

◎昭和の名曲をあなたに

ちあきなおみさんの昭和45年のヒット曲「四つのお願い」を、お届けしました。

 

 

ラジオは聴くだけじゃなく、参加すれば楽しさ100倍!

リクエスト曲やあなたの身近なメッセージをお待ちしています。

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