三丁目の良子さん

◎良子のつぶやき

今週の映画解説は「望み」です。

 

◎三丁目映画館

「望み」

雫井脩介の小説を原作にしたサスペンスドラマ。

白壁のモダンな住宅に暮らす、建築士の石川(堤真一)と妻(石田ゆり子)、ハンサムな高校生の息子(岡田健史)と、高校受験を控えた娘(清原果耶)の4人家族。 ある日、息子は出かけたまま帰らず、同級生の遺体が見つかったことから、幸せを絵に描いたような家族の日常は一変する。息子は犯人なのか、それとも、もう一人の被害者なのか…

 

「息子は人を殺せる人間ではない!」と叫ぶ父。「犯人でもいいから生きていて欲しいの!」と泣く母。「犯人よりは被害者の方がいい」と言う妹。それぞれの苦悩や悲しみがずしんと伝わってくるが、事件後すぐに、人を殺した?それとも殺された?と、極論に別れてもめる家族には違和感あり。普通の家族なら「犯人に拘束されているのでは」とか、「重傷を負って助けを求めているかも」と考えると思うのだが… 

 

少年犯罪の暴力性よりも怖いのは、自宅に押しかけて群がるマスコミや、憶測で誹謗中傷する普通の人々。無記名のネットで人を傷つける卑怯者たち。世間という名の怖さがひしひしと伝わってくる。

 

息子の人間性を信じる父親役の堤真一がとてもいい。石田ゆり子と母親役の市毛良枝さんが、本当の母娘のように似ていて驚きでした。

 

◎日曜かんたんブランチ

お弁当にもぴったり「油揚げでメンチカツ」をご紹介しました。

 

◎昭和の名曲をあなたに

チェリッシュの昭和46年のヒット曲「なのにあなたは京都へ行くの」をお届けしました。

 

 

ラジオって聴くだけじゃなく、参加すると楽しいですよ。

リクエスト曲やあなたの身近なメッセージをお待ちしています。

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