◎良子のつぶやき

今週の映画解説は「オーシャンズ８」をご紹介します。

◎三丁目映画館～今週の桂木良子お薦め映画

「オーシャンズ８」

「オーシャンズ」シリーズでジョージ・クルーニーが演じたダニー・オーシャンの妹デビーを主人公に据えた、女性版オーシャンズ。　デビー役のサンドラ・ブロックをはじめ、ケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイ、ヘレナ・ボナム・カーターなど、主役級の女優を揃えた犯罪娯楽映画です。

デビーが刑務所の仮出所を申請するオープニングから、嘘泣きの見事さ、盗みの手口の鮮やかさ、なりすましの巧妙さに口あんぐり。

兄と同じく稀代の詐欺師の才能を持つデビーは、5年間の服役中に考え抜いた、１億５千万ドルのネックレスを盗み出す計画を実行に移すため、盗品売買のプロや宝石職人、ハッカーにスリ、ファッションデザイナーなどを集め、ニューヨークのメトロポリタン美術館で開催されるイベントに潜入する・・・　というお話。

ダイヤモンドもあまりに大きいと重さで表現？。　カルティエが製作した世界一のダイヤモンドネックレスは重さ3ｋｇ。首の筋トレじゃあるまいし、金持ちも大変ねぇ…　と、妬むわけではないけれど、美女たちの来ているドレスもゴージャスなわりにセンスはイマイチ。　犯罪映画に不可欠な「絶対的な悪人」がいないために、達成後のスカッと感もイマイチ。緊迫感や、ワクワク感を盛り上げてくれるはずの音楽もなく、全体的にいまひとつ。

10年ぐらい前まで「サンドラ・ブロックに似てる」と言われた私。

でも、本作品では全く似ていない…と思う。　サンドラ・ブロックが美容整形のやりすぎで、マネキンみたいな人工的な顔に変わってしまったから？　それとも私自身が老けて、あちこち変形してしまったから？　たぶん、その両方ですね。残念！！

　ラストで明かされる＋アルファのボーナスと、かつてデビーを裏切った憎っくき男への復讐だけがお見事！　女をだますと怖いよぉ～

◎日曜かんたんブランチ

夏の旬野菜を二つ使って「枝豆とコーンの焼きもち」をご紹介しました。

◎昭和の名曲をあなたに

田端義夫さんで「かえり船（Ｓ21）」をお届けしました。

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