三丁目の良子さん

◎良子のつぶやき

年末年始は話題の映画も続々登場して楽しみですね。今週は「DESTINY 鎌倉ものがたり」をご紹介します。

 

◎三丁目映画館~今週の桂木良子お薦め映画

「DESTINY 鎌倉ものがたり」

「ALWAYS三丁目の夕日」と同じ原作者(漫画家・西岸良平)、同じ監督(山崎貴)で、人間と幽霊や魔物が共に住むという鎌倉を舞台に、作家の一色と年の離れた愛妻の亜紀子の暮らしを描く。

 

前半は「チャーリーとチョコレート工場」のようなテイスト。現実をベースに、たっぷりのファンタジーとちょっぴりのミステリー、ホラーというスパイスも少々ふりかけて一色家の暮らしぶりが描かれる。 一色役は堺雅人、亜紀子役は高畑充希。ともに西願良平の原作に漂うほのぼのとした温かい空気を醸し出して魅力的だ。

 

その他の出演者も、個性的な役どころを楽しそうに演じる堤真一や田中泯、中村玉緒などをはじめ、「ALWAYS」のメンバーがほぼ登場する豪華さだが、中でも、のっぺらぼうなセリフ回しで性別不明の死神を演じる安藤サクラは印象的。

 

映画の後半は舞台も大転換して黄泉の国へ。「千と千尋の神隠し」のような街並みは壮大なスケールと共に昭和な生活感もたっぷりで、湯ばぁばもビックリの妖怪も登場。 宿命で結ばれた夫婦の愛にほろりとし、ベテラン俳優たちの妖怪ぶりに笑い、決して無駄にしてはならない命の重さについても考えさせられる、一粒で三度美味しい映画でした。

 

ちょっと長いかなぁ…と感じるものの、悪人が一人も登場しない後味の良い映画なので、年末年始のデート映画や家族ムービーにもピッタリです。浅草「花やしき」で遊んでいるような気分を味わえます!

 

◎日曜かんたんブランチ

すぐにできる、簡単にできる「まん丸玉子のロールキャベツ」をご紹介しました。

 

◎昭和の名曲をあなたに

しばたはつみさんの「マイ・ラグジュアリー・ナイト(S52)」をお届けしました。

 *各コーナーへの感想やリクエスト曲、あなたのつぶやきお便りもお待ちしています!

最近の記事

ページTOPへ