三丁目の良子さん

◎良子のつぶやき

いきつけの本屋さんに行ったら閉店されていました。ええっ!なぜ?・・・本を読む人が少なくなったから? 電子書籍が増えたから? とっても寂しいです。みんな本を読もう!

 

◎三丁目映画館~今週の桂木良子お薦め映画

「マグニフィセント・セブン」

黒沢明監督の「七人の侍」、そのリメイクである「荒野の七人」、本作はそれらに現代的なアレンジを加えてリメイクした久々の西部劇、いいですね。

 金の採掘に邪魔となる町の人々を追い出そうと、悪の限りを尽くすボーグ一味。夫を殺された女性エマに雇われた賞金稼ぎのサムは、腕利きのアウトロー6人を集めてボーグ一味を迎え撃つ、というお話。

 

主役のデンゼル・ワシントンがかっこいい!体型もスリムに絞り、軽やかな乗馬姿や目にも留まらぬ早撃ちを見せてくれます。他の6人も人種や容姿に個性を持たせていて、南北戦争の元英雄を演じるイーサン・ホークの屈折ぶりも、ニヒルなイ・ビョンホンもイカサマギャンブラーのクリス・プラットも素敵です。得意な武器も銃だけでなく、ナイフや弓矢に手斧までバリエーションを持たせ、アクションシーンも飽きさせません。

 

ただ、オープニングから描かれる悪党ボーグ(ピーター・サースカード)の残虐振りが陰湿過ぎて、西部劇に欠かせない明るさはいまひとつ。悪行の映像は最少にして、その残虐ぶりは町人の口から語らせるだけのほうが効果的だったと思う。タイトルコールの後、ゆらゆらと陽炎の燃え立つ丘の上から大きな黒い馬に跨ったサムがやってくるシーン、あのシーンから映画が始まれば良かったのにと思う。

 

タイトルを直訳すれば「壮大で立派な7人」。エマに頼まれ「復讐のためか?」と訊くサムに「いいえ正義のためよ」と答えるエマ。明日をも知れぬ命なら、『自分を尊敬するために死にたい』と集まった七人の男たちの気持にグッとくる。

 戦いを終え、絶望の町に希望をもたらして去って行く男たちの背中に流れる「荒野の七人」のテーマ曲。ここが一番かっこよかった!

 

◎日曜かんたんブランチ

車麩を使って簡単で温まる「オニオングラタンスープ」をご紹介しました。

 

◎昭和の名曲をあなたに

S24年の伊藤久男さんのヒット曲「イヨマンテの夜」をお届けしました。

 

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