三丁目の良子さん

◎良子のつぶやき

今週の映画解説は「引っ越し大名!」です。

 

◎三丁目映画館~今週の桂木良子お薦め映画

「引っ越し大名!」

『引っ越し貧乏』とは現代でも言われることだけど、江戸時代の大名家の引っ越し(国替え)は相当な苦労であったらしい。なにしろ家臣やその家族、一万人を超える人々が家財と共に大移動をするのだから、労力も費用も桁外れの大事業。しかも幕府の命令は絶対で、断ることは出来ない

 

その国替えを何度も命じられる不運な殿様(及川光博)。今度は姫路から大分の日田まで600kmの大移動。石高も15万石から7万石に減反とは絶体絶命のピンチ! 誰も引き受けたくない引っ越し奉行を無理やり命じられたのは書庫番の春之介(星野源)。一日中図書室に籠って本を読んでいる気の弱い男が、幼馴染で刀番の源右衛門(高橋一生)と引っ越しの達人の娘・於蘭(高畑充希)の助けを借りて、引っ越しを無事に成し遂げる… というコメディ時代劇。

 

頼りなさ過ぎて放っておけない文系の男と、豪放磊落な武芸の達人のコンビで文武が揃い、そこへ気の強いしっかり者の女が加わって完璧なトリオ完成。 殿様の及川光博や柳沢吉保の向井理が男色趣味だったとか、突然ギラギラと歌いだす丘みどりとか、必要なの?と思う下ネタもあるが、思い切ったリストラや経費節減、何を捨てて何を残すのか、一時のしのぎと将来への布石など、様々な工夫や知恵は現代の企業にも通じることが多いかも。

 

星野源さんや高畑充希さんはイメージ通り。一番かっこ良かったのは高橋一生さん。バッタバッタと悪人どもをなぎ倒し、いいところを独り占めでした。

 

◎日曜かんたんブランチ

種なし葡萄で冷たいおやつを。「巨峰のアイス」をご紹介しました。

 

◎昭和の名曲をあなたに

昭和38年、三沢あけみさんのヒット曲「島のブルーズ」をお届けしました。

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