◎良子のつぶやき

ついに冬雷の季節になりましたね。　今週のシネマはスティーヴン・ソダーバーグ監督の 復帰第１作、「ローガン・ラッキー」の紹介です。

◎三丁目映画館～今週の桂木良子お薦め映画

「ローガン・ラッキー」

「オーシャンズ11」で知られるスティーヴン・ソダーバーグ監督が、「やっぱり映画はやめられん」と、引退を撤回して製作した１作目。

　田舎町で不運な一家として知られるローガン家の長男ジミーが企てた一攫千金計画。金庫破りのプロであるジョーと、その弟たちを仲間に引き入れて、大計画は進行する。

登場人物はほぼ全員が変人でおバカさん。しかし、奇想天外に見えて、実は綿密に練り上げられた計画は、まるで「オーシャンズ11」の番外編のように連係プレーで進み、どんでん返しのラストへと続く。

主演はチャニング・テイタム。そして金庫破りのジョー役はなんとダニエル・クレイグ。007とはがらりと変わって金髪入れ墨男を楽し気に演じていますが、やっぱりこの人は悪役系が似合う。そしてＦＢＩ役でヒラリー・スワンクも登場。ゴージャスな顔ぶれであります。

アメフト選手として活躍したのに、足を負傷したことで仕事も家庭も失ったジミーの不運や、イラク戦争で片腕を失った弟クライドへの不条理、離婚した夫婦の間で翻弄される幼い娘の切なさもさりげなく織り込んで、意外に感傷的な映画でもありました。

ジョン・デンバーの歌で始まる本編はウエストバージニアへの愛が満載で、美少女コンテストに出場したジミーの娘が歌う、調子はずれの「カントリーロード」がクライマックスだったのかもしれません。思わせぶりなラストシーンが、続編を匂わせています。

◎日曜かんたんブランチ

南砺市の文子さんにいただいたレシピ、「里芋おはぎ」をご紹介しました。

◎昭和の名曲をあなたに

一節太郎さんのデビュー曲「浪曲子守歌（Ｓ38）」をお届けしました。

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