三丁目の良子さん

◎三丁目映画館~今週の桂木良子お薦め映画

「アーロと少年」

6500万年前に、もしも隕石が地球に衝突していなかったら、もしも恐竜が絶滅しなかったら・・・

というユニークな設定で描かれるディズニー/ピクサーの最新作。

 

あの名作「シェーン」を思い起こさせるような、山を背にした雄大な大地に立つ一軒の家。畑を耕してトウモロコシの種を蒔き、水を遣り収穫に精を出しているのは・・・人間ではなく言葉を話す恐竜の一家。その大事なトウモロコシを食い荒らしにくるのは、言葉も持たず四つん這いで走り回る獣のような人間の子だった。

 

追いかけたアーロが嵐に巻き込まれて川に流され、人間の子に助けられて我が家を目指す冒険の旅。やがて芽生える友情、そして成長と別れに胸がうるうるします。 

恐竜一家の3兄弟の中でひときわ小さく生まれ、超怖がりのアーロは育ちの良い草食恐竜。対する人間の子は、小さいくせに怖いもの知らずで大きな敵にも吠えかかる肉食獣のような子。常識とは逆転のキャラクターに驚かされます。

 

西部開拓史を見るような大自然はCGとは思えない美しさだし、音楽がまたいい。あたたかく雄大で、「大いなる西部」を連想させるスケール感もたっぷり。 

弱虫のアーロに父さんが言う「怖さを感じない者はいない。その怖さを受け入れて戦うんだ!」という言葉は、この春に新しいスタートを切る全ての人へのエールとなるだろう。

強くて大きくて優しい父さんを尊敬する家族の思いが、ぐっと胸に迫ります。  

 

◎日曜かんたんブランチ

大人数の準備でもぱぱっとできちゃう「和風パスタ」をご紹介しました。

 

◎昭和の名曲をあなたに

昭和36年の北原謙二さんのヒット曲「忘れないさ」

(作詞:三浦康照 作曲:山路進一)をお届けしました。

 

 

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