平素より大変お世話になっております(ビジネス文書っぽく)。

 

私の担当するラジオ『有限会社タニカワ旅行社』が3月末をもって終了することとなりましたので報告いたします。

 

思えば2012年の年明けごろ、当時の偉い人から「そんなに旅行に行く暇があったら番組にして会社に還元しなさいよ」と言われたのがキッカケで番組が始まりました(もう少しマイルドな言い回しでしたけどね)。

 

 

旅の最新情報を伝えるべく、大手旅行代理店の現役ガイドであったモリカワさん(森川和重さん)がパーソナリティーに加わるも、番組開始3か月でモリカワさんがその代理店を退社するなど立ち上げ早々に雲行きが怪しくなったものの、11年にわたって番組を続けることができました(モリカワさんとしてはパーソナリティーとして不退転の決意だったそうです)。

 

 

私自身、ラジオで旅を語るには理想像がありました。
とある有名パーソナリティーの方は、深夜の生放送でプライベートな旅の話だけを2時間語ることがあります。
期待以上の絶景が突然目の前に表れたり、時には地元の方の助言(?)に振り回されたり。
ハプニングまで包み隠さず語る様子は、言葉や音声の限界を超えてリスナーに想像をもたらす。
特にコロナ禍前までは、そうした「旅の共有」をねらいに毎週の収録に臨んできました。

 

今でもこの番組で話題になるウニ三部作も、期待を込めて船に乗りこんだことや、民宿の方の残念な一言に肩を落とす様子も克明にお話しできたのだと思っています。
要約すれば「高級なエゾバフンウニを求めてを利尻島で2泊するも結局食べられなかった!」で済む話、なんですけどね。

 

 

不器用ながらもリスナーの皆さんやスポンサー、局内局外の方々に支えられ、特別番組が関西や秋田、山陰にもネットされるなどめったに味わえない経験もできました。

 

ですが最後はいつもどおりの30分レギュラー放送で番組を締めくくろうと思っています。
3月27日(月)午後9時から。radikoのアーカイブでもぜひお聞きください!

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