2023年12月3日放送分

桂木良子の映画感想
「翔んで埼玉～琵琶湖より愛をこめて」

埼玉県の自虐ネタを詰め込んだ「翔んで埼玉」の第2弾。前作が大ヒットしたので規模も予算もスケールアップ。壮大な茶番劇を繰り広げます。

前作で東京都民から迫害されていた埼玉県人は、自由と平和を手に入れた。今作では、日本を埼玉化する計画の元、まずは海のない埼玉に海を作ることを計画。白浜の美しい砂を求めて、未開の地・和歌山へと乗り込む･･･

主演は前作と同じＧＡＣＫＴと二階堂ふみだが、事実上の主演は滋賀のオスカル役の杏と、大阪府知事役の片岡愛之助。宝塚風と歌舞伎調のこってりした演技を楽しめます。実際の妻である藤原紀香と川崎麻世のキスシーンを目の前にしても動揺しない愛之助！さすがです。

舞台は大阪と滋賀を中心に、和歌山、兵庫、奈良、京都、三重なので、地理や文化に詳しくない関東人には？が多いが、関西圏の人は大いに楽しめそう。各県の出演者も多数登場し、代表的な食べ物や自虐ネタも楽しめます。

他にも映画や劇画のパロディもあり、「チャーリーとチョコレート工場」のパロディは見事! 　同じ姿形の人が列を成して働く工場では、ウンパルンパ役が大阪名物「くいだおれ太郎」。奈良県出身のゆりあんレトリィバァが、豊満な肉体を震わせて踊る姿の行列は圧巻でした。美しい姫の魔法が解けたら、アッと驚く○○さん！というのは「シュレック」のパロディかな！？

日曜かんたんブランチ
見た目のわりに薄味なんです「塩昆布の炊き込みご飯」をご紹介しました。

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