三丁目の良子さん

2024年5月19日放送分

桂木良子の映画感想
「鬼平犯科帳 血闘」

池波正太郎の原作で中村吉右衛門さんの当たり役だった長谷川平蔵を、松本幸四郎が演じる本格時代劇。池波正太郎の生誕100年記念として昨年公開の「仕掛人・藤枝梅安」は丁寧な映画作りと豊川悦司の色気を感じさせたが、本作はテレビ的なテンポと幸四郎の江戸前の粋を感じさせました。

幸四郎に早々と叔父・吉右衛門さんの渋さを求めるのは酷というもの。回を重ねるうちに役が板についてくると期待。平蔵の若き日を演じる幸四郎の息子・市川染五郎はセリフの切れが良いですねぇ!

脇を固める俳優陣も素晴らしく、運命にもてあそばれる哀しい女たちを演じる中村ゆり、志田未来、松本穂香の競演が涙を誘う。一方の男たちは盗賊の頭を演じる北村有起哉も卑劣で残虐な男を憎らしく好演。綾野剛さん主演の「ヤクザと家族 The Family」で落ちぶれるヤクザを演じてから注目しているが、腹が据わってきた印象が有り、声がお父さんの北村和夫さんにそっくりだと感じ、幸四郎&染五郎と同じく血縁というものを感じさせられた。

親子と言えばもう一組。老盗賊を演じて物語にしっとりと情を与えた柄本明の息子・柄本時生も頼りない同心役でチラッと出演している。その彼が次回作の事件の要となりそうな予告があり、早くも楽しみです。

 

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