今週の「金曜日のお客様」、スタジオには『青木クッキングスクール』より、理事長の青木誠治(あおきせいじ)さんにお越しいただきました。MROラジオでは「おいねどいね」金曜日の月イチコーナーでお馴染み(1月には5年目を迎えます)!年末年始に向けた「かぶら寿し」や「大根ずし」の仕込み・発送作業も佳境・・・1か月以上に及ぶ繁忙期の最中にも関わらず、長町の歴史も絡めた様々なお話をじっくりと聞かせてくださいました。

 

 “郷土料理の素晴らしさを教えてくれる”印象が強い『青木クッキングスクール』ですが、お母様が20代の頃に自宅の台所で始めたという前身の『長町料理塾』は、近所の奥様らに馴染みのない西洋料理や中華料理を教える場所だったのだとか。海外の料理が当たり前になってきた頃に、当初の主流だった和食を教室発信で教えなくては…となり、女性の社会進出が当たり前になった現在は、いかに簡単に作れるかも大切に…と、常に時代の流れを読み、テクニックのみならず(料理の)在り方、関わり方を柔軟に教えていらっしゃいます。

 

 「(街づくりと同じく)守るというより、どう受け継いで次世代に伝えていくか」が大切と語り、お父様が長く会長職を務められた「長町武家屋敷を愛する会」での要職も担う青木さん。「いい町に住まわせていただいている」思いを抱き、その上での「食は命」の理念を伝える…実直な人柄が滲む語り口に、終始前のめりで聴き入ってしまう意義深い時間となりました。

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