今週の「金曜日のお客様」、スタジオには『石川県立看護大学附属地域ケア総合センター』のセンター長で、同大学「人間科学領域」心理学教授の武山雅志(たけやままさし)さんのお越しいただきました。大学の範囲を超えれば、『石川県臨床心理士会』会長、『石川県精神保健福祉協会』副会長、『石川被害者サポートセンター』副理事長など紹介しきれないほど多くの肩書を持つ武山さん・・・今日は限られた時間の中で、様々な角度からの話を伺いました。

 

 武山さんはもともと、臨床心理士として精神科(病院)で長く勤められた心理学の専門家。現在は、ますます深まる高齢化社会の課題・・・「在宅医療(訪問看護)」だけでなく、“予防”としての「健康づくり」、海外から日本の医療事情を学びに来た人々への対応など、現場のキャリアアップに留まらず、“地域医療”全体を見据えた幅広い貢献を重ねていらっしゃいます。また、『災害ボランティアサークル』の顧問としての活動も、被災地の方々との“細く長い”交流を継続する中で、どこにでもある“高齢者の孤立化”への造詣を学生らと体感するなど、地域医療にしっかりと還元していらっしゃいます。

 

 『石川被害者サポートセンター』でのお立場も然り、「不安」に寄り添う「心」のお仕事に奔走される武山さん。お忙しさを感じさせず、一言一言ゆったり丁寧にお話をしてくださる姿に、どんな場面でも一人一人と真摯に向き合うお人柄を感じる時間となりました。

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