今週の「金曜日のお客様」、スタジオには『金沢ゾンタクラブ』会長で『株式会社ユーアート』代表取締役社長の桐畑真智子(きりはたまちこ)さんにお越しいただきました。今日はアメリカ発の”女性の地位向上と社会奉仕活動”に努める世界的な組織・『ゾンタクラブ』での活動を中心にお話を伺いました。

 

 製版会社に始まり、現在は印刷の企画から印刷まで一貫して行うご自身の会社は、前社長(夫)が亡くなったことでパート職員の立場から急遽引き継いだそう(現在は11年目)で、当時ゼロスタートに近かった人脈構築の中で9年前に出会ったのが『金沢ゾンタクラブ』。女性ばかりの組織は想像以上に居心地がよかったと振り返り、まさに「ゾンタ」の意味する「正直で信頼できる」仲間に出会えたそうです。

 

 国連と協力し、発展途上国の女性支援や世界の災害地への義援金、奨学金制度構築に携わるなどの国際的活動を軸に金沢独自の活動も行っており、現在の中心は「オレンジリボンキャンペーン」(児童虐待防止運動)や石川県と共催で玉川こども図書館に絵本を寄贈する「ねんねの本事業」などがあります。着実な活動の輪はしっかりと広がり、チャリティを主旨とするクリスマスパーティなどイベント企画も大盛況です。

 

 とはいえ、世界的に見てもまだまだ女性の社会活躍には難題が多いそう。なので、男女共同参画社会だからこそ「男性の見方は必要」と男性会員の加入もOKとするなど組織そのものが時代に合わせて(まだまだ)ブラッシュアップしています。最後は「自分が助けてもらった恩を、会長として返していきたい」と柔和な語り口でまとめた桐畑さん。その優しさと力強さをしっかりと感じられる時間となりました。

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