今週の「金曜日のお客様」、スタジオにはガーデンセンター「バーンズ」でもお馴染みの『株式会社 総合園芸』より代表取締役社長の徳本修一(とくもとしゅういち)さんにお越しいただきました。園芸ではなくまさかの”畑焼け”…健康的なビジュアルでのご登場となった徳本さんに、今回は昭和50年(1975年)の創業からの歴史を辿りつつ、思い描く園芸の未来についてまでたっぷりお話しいただきました。

 農業系の高校、大学への進学を重ねるなどその道を嫌いつつも”離れきれなかった”学生時代…興味を持ちながらも商売に向かないと感じたお父様をサポートするべく引き受けた現在のお立場…出会いにも恵まれた半生を振り返り、続けてこられた理由を「天職だから」と言い切らます。

 ガーデンセンター文化で海外に後れをとっていた過去の日本を、「世界大会」の開催国にするべく奔走し、職人の高い技術を見せつけに至る(2010年)までのエピソードは圧巻で、その原動力となった徳本さんの行動力にはただただ頭が下がるです。

 2021年に”ロビー活動なく”開催が決まった「世界大会」で、いよいよ日本の園芸は変わると自信を固めつつ、300年以上前から「園芸セラピー」が根付くイギリスへの変わらぬ敬意を語るなど、徳本さんの言葉ひとつひとつは常に”園芸への愛”に満ちています。

 花と緑による豊かな暮らしを作るため「ヒトと緑の関係を科学する」会社でありたい―。

 園芸を「生きていくうえで欠かせないもの」と優しい口調で断言された徳本さんの姿と説得力に「天職」の意味を再確認する時間となりました。

◆お話を聴く >>> 20160812kinyoubi.mp3
※スタジオでのお話をお聴きいただくことができます。

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