今週の金曜のお客様、スタジオには『株式会社 金沢適応カウンセリング&研究センター』代表取締役であり、臨床心理士の長尾紀久子(ながおきくこ)さんにお越しいただきました。

 32歳の頃に「病院と家庭の間に入る仕事がしたい」と思い立ち、「心理学」を一から学び、着実に知識と経験を蓄えてから専門分野に転身されたという長尾さんに、人と社会との交わりにおける根幹、「心理面」をサポートされる現在の生業について詳しくお話を伺いました。  

 昨年、50人以上の社員を抱える企業での「ストレスチェック」実施が厚労省から指示されるなど、「心理」の重要性は公になってきていますが、「臨床心理士」有資格者は石川県で150名超などまだまだ少なく、資格を学べる場も限られているそう。大きく宣伝をするものでもなく、いかにして必要な場所に重要性を周知していくかが当面の課題なのだそうです。  

 一方、都市圏との連携など頼もしい「進行形」の取り組みまで話してくださる長尾さん。しかしながらその立ち振る舞いは終始おだやかで「聞き手」そのもの。思わず、聞かれる立場に逆転したくなる、なんとも不思議な時間となりました。

◆お話を聴く >>> 20160212kinyoubi.mp3
※スタジオでのお話をお聴きいただくことができます。

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