かなざわ美人稽古 お稽古日誌

2/15(土)

かなざわ美人稽古

「暮らしを丁寧に楽しむ、和のしきたり」が

開催されました。

 

今回の会場は

まさに金沢美人稽古にぴったりの場所!

金沢迎賓館「金茶寮」です。

            

建物の中には、平成4年、当時の皇太子さまがいらっしゃたお部屋や、

佐藤栄作元首相が命名したお部屋があったりと、

「金沢の迎賓館」としての長い歴史を随所に感じることができます。

 お稽古に参加する女性30人を出迎えたのは

金沢市内随一の眺望が自慢の「大広間」。

結婚ご披露宴、ご親族のお食事会、褒章、叙勲のお祝いなどで

利用されているお部屋です。

 

講師は

婚礼屋の小谷由美子さん。

ウェディングサロン:アトリエ「カーロカーラ」の代表でいらっしゃり、

一般社団法人「日本の美しい花嫁をつくる会」の監事でもいらっしゃいます。

婚礼はもちろんの事、日本文化や日本古来のしきたりについて精通する

プロフェッショナルです。

 「日本文化の通過儀礼」や「日本の文化風習」、

「日本の上座・下座」、「二十四節気と五節句」などなど

これまでの人生で曖昧になっていたことを

しっかりと教えていただきました。

 

日本人はどうして「くすんだ色」にも美しさを感じられるのか…?や

自分にとって大切な「神社」との付き合い方、など

生活に身近なことも多くありましたし、

 

兼六園の庭が植物学的にも素晴らしいこと、

金沢は全国的に見ても古くからの婚礼文化がしっかりと残っている地域であること、

「お刺身用の醤油」が家庭にもある地域は珍しい、など

「石川」での暮らしって贅沢だなぁ…と誇りを感じる学びも

多くありましたよ。

 

お昼は、待ちに待った金茶寮のお食事。

あなたは「和食の食べ方に」自信はありますか?

前八寸・お作り・椀物…など、

ひとつひとつ解説付きで教えていただくと

これまで恥ずかしいことをしていたんだ、と

知っているようで知らないことが沢山…。

 

たとえば、こちらの「前八寸」についている水引の飾り。

食べるときは、どこに置いておいたらいいでしょう?

和食のマナーでは

右上には「下げてほしくないもの」

左上には「下げてほしいもの」を置くしきたりがあるのだとか。

食事が終わるまで飾りを楽しみたい場合は

自分の「右上」に置いておけば、いいのだそうです。

 

その他

・小皿を手で持ちながら食べるとき、

お箸と小皿を持つのは、どっちが先? や

・和食をいただくときは指輪を外すってホント?

・洋のテーブルマナーと和のテーブルマナーは

手を置く位置が違う、など

普段聞きたくても聞けない知識だらけで

“気づき”が満載の食事時間となりました。

 

日本文化に込められた先人たちの思いを感じ、

日本古来のしきたりの意味をきちんと知る。

今回のお稽古が皆様の美人度を上げていただける

きっかけになると幸いです!

 

あっという間に

今年度のお稽古もあと1回となりました。

次回は3月後半に【ドライフラワー】のお稽古を

予定しています。

次回のお稽古もお楽しみに~★

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