「暮らしの中で愉しむ和の香り」お稽古日誌
2019年6月5日 16:51
カテゴリ:日誌
2019年5月26日(日)に開催されたお稽古は
「暮らしの中で愉しむ和の香り」
過去のアンケートの中でも“お香”のお稽古がしたい、という声が多く聞かれ
今年度初のお稽古に選ばせていただきました。
たくさんのご応募をいただきありがとうございました。
会場は長町武家屋敷の近くにこの春OPENした
菓ふぇMURAKAMI Nagaya-mon店
つい最近、お庭がOPENして
風情のある景色の中でのお稽古となりました。
講師は
香林坊せせらぎ通りにある“お香の専門店”香舗「伽羅」の
髙澤恵子さん。
前半は、普段知れない「お香の世界」のお話。
お香といっても
お線香、焼香、練香、塗香、におい袋、香木…etc
といろんな種類があるんです。
見た目も可愛らしいですよね。
中でも香木はとても貴重で、
髙澤さんが何気なく会場に飾ってくださった香木は
その価値:数百万…!と後で聞いて焦りました(笑)
おもてなし、大人の嗜み、癒し、と様々な使い方がありますが
地域によっては“香りを贈る”風習が現代でも色濃く残っているところも
あるそうですよ。
中国では「香十徳」と言って
香りがもたらす10の良いことがある、と言われているそうです。
会場は心を癒す香りで満たされ、確かに心身が清らかになったような…
菓ふぇMURAKAMIの菓子で休憩をはさんだ後は
後半は「お香の体験」として
香りを当てるゲームをしました。
ゲームといっても、“組香”といって
れっきとした日本独自の芸道なんです。
今回は「香りを鑑賞して楽しむ」ことに焦点をあて
お作法などは簡略化しましたが、
古典文化や和歌、花鳥風月などを“香り”で表現するという
奥深い世界です。真剣に香りを“聞き”ます。
参加者の7割ほどが見事正解!
みなさん、感覚が研ぎ澄まされています…!
“香り”は生活の中で身近な存在ですが、
歴史があり、口伝秘伝の未知の世界。
五感を大切にし、香りを味方に
美しさに磨きをかけたいものです。
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