かなざわ美人稽古 お稽古日誌

2019年5月26日(日)に開催されたお稽古は

「暮らしの中で愉しむ和の香り」

 

 

過去のアンケートの中でも“お香”のお稽古がしたい、という声が多く聞かれ

今年度初のお稽古に選ばせていただきました。

たくさんのご応募をいただきありがとうございました。

 

会場は長町武家屋敷の近くにこの春OPENした

菓ふぇMURAKAMI Nagaya-mon

 

 

つい最近、お庭がOPENして

風情のある景色の中でのお稽古となりました。

 

 

講師は

香林坊せせらぎ通りにある“お香の専門店”香舗「伽羅」の

髙澤恵子さん。

 

 

 前半は、普段知れない「お香の世界」のお話。

お香といっても

お線香、焼香、練香、塗香、におい袋、香木…etc

といろんな種類があるんです。

見た目も可愛らしいですよね。

 

 

中でも香木はとても貴重で、

髙澤さんが何気なく会場に飾ってくださった香木は

その価値:数百万…!と後で聞いて焦りました(笑)

 

 

おもてなし、大人の嗜み、癒し、と様々な使い方がありますが

地域によっては“香りを贈る”風習が現代でも色濃く残っているところも

あるそうですよ。

 

 

中国では「香十徳」と言って

香りがもたらす10の良いことがある、と言われているそうです。

会場は心を癒す香りで満たされ、確かに心身が清らかになったような…

 

 

 

菓ふぇMURAKAMIの菓子で休憩をはさんだ後は

 

後半は「お香の体験」として

香りを当てるゲームをしました。

ゲームといっても、“組香”といって

れっきとした日本独自の芸道なんです。

 

 

 

 

 

今回は「香りを鑑賞して楽しむ」ことに焦点をあて

お作法などは簡略化しましたが、

古典文化や和歌、花鳥風月などを“香り”で表現するという

奥深い世界です。真剣に香りを“聞き”ます。

 

 

参加者の7割ほどが見事正解!

みなさん、感覚が研ぎ澄まされています…!

 

 

 “香り”は生活の中で身近な存在ですが、

歴史があり、口伝秘伝の未知の世界。

五感を大切にし、香りを味方に

美しさに磨きをかけたいものです。

 

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