「かなざわ美人稽古」金沢最古のお茶室でお茶会日誌
2017年5月23日 17:30
カテゴリ:日誌
「かなざわ美人稽古」
第8回 金沢最古のお茶室でお茶会
5月20日(土)西田家庭園 玉泉園で開催されました
玉泉園は池泉回遊式庭園で、園内には金沢最古の茶室・灑雪亭(さいせつてい)や裏千家寒雲亭の写しの茶室があります。
今回はこの灑雪亭でお茶会体験ということで、講師はご当主夫人である茶道裏千家の西田宗潤先生です
まず300年以上前に作られた仙叟ゆかりの茶室・灑雪亭(さいせつてい)本席の見学をしました。
一畳に台目二畳の灑雪亭は利休の詫びを尊ぶ簡素な席で、金沢市内に現存する茶室としては最古と言われています。
千仙叟宗室の指導により造られ、池を中心とする庭園は見事ですね
朝鮮五葉松、それに絡みつく凌霄花も約400年の城下町の歴史を見てきています。
二服目は実際に薄茶を点てる体験ということで、10名ずつの2グループに分けて行いました。
初めてお茶を点てる方も多く、泡立て方に苦労されていましたね。
最後に、和敬清寂の説明が。
和敬清寂(わけいせいじゃく)とは、茶道の心得を示す標語で、意味は、主人と賓客がお互いの心を和らげて謹み敬い、茶室の備品や茶会の雰囲気を清浄にすることという意味です。
改めて茶道の奥深さを感じさせられました。
お点前の作法を覚えて、お茶を頂くだけが茶道ではないのです。
今日体験して、もっと茶道のことを知りたい、学びたいと思った方は、お近くの茶道教室に通ってみて下さいね。
昨年9月の「かなざわ美人稽古」で茶道体験をして、茶道を習い始めたという方もいらっしゃって、本当にうれしく思っています
帰りに玉泉園の紹介もありました。
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