1.開催日時  令和4年5月30日(月曜) 午前11時より

2.開催場所  北陸放送 4階役員会議室

3.委員の出欠 委員総数 8名
【出席委員】  7名
 福森 義宏  委員長  植村まゆみ 副委員長
 大樋長左衛門 委員   西尾 眞友 委員
 大場 吉美  委員   堀  直子 委員
 高橋 涼子  委員 

【放送事業者側出席】
 代表取締役社長         吉藤 徹
 常務取締役           島田喜広(編成担当)
 取締役報道制作局長       大家陽一(報道制作担当)
 テレビ制作部          坂爪陽介(番組制作チーフ)
 番組審議会事務局長       沢田秀樹

 

4.議題
・JNN中部各局2022年度下期放送種別比較
・ラジオ・テレビ 令和4年6月の番組放送予定
・テレビ番組批評
 MRO開局70周年記念特番『ミツケテミ!いしか輪』
 令和4年5月7日(土)午後1:00~午後5:30 北陸放送 テレビ制作部

<各委員からの主な意見のまとめ>
■番組テーマでもある「地域を元気に」添った構成および内容で、その意味では国分太一さんを起用したことは大変良かった。国分さんのネームバリューはもちろん、自身のビジョンと地方創生に関わった経験値から、番組に安定感を与えてくれていた。一過性ではなく、80周年に向けて協力関係を継続して欲しい。

 

■森本商店街しかり70歳の夢しかり、今回テレビ取材が入ったことで、森本商店街に行ってみよう、自分たちの地域の参考にしよう、また毎年同窓会をしよう、という「地域の輪」「人の輪」が広がっていく可能性がある。テレビにはそういう契機となる力があることを、ローカル局として強く意識して欲しい。

 

■「森本商店街の人々の輪」は紹介された方の個性が強く面白かったが、強いキャラクターがあればそれだけで大丈夫なのか、そんな疑問も感じた。金沢の代表的な商店街の現状も紹介し、地域における商店街の在り方まで内容を昇華させて欲しい。

 

■「70歳の夢の輪」も竹内さんの強烈なパーソナリティーに頼り過ぎだった。しかも58年前にスチュワーデスになるという夢の真意(憧れだけでなくそれこそ命がけで海外を往来する決意)が伝えられていない。バラエティ番組ならばそれで十分だが、MROと同じ70年の括りで構成しているのであれば物足りない。

 

■「森本商店街の人々の輪」「70歳の夢の輪」、どちらも個人にフォーカスし過ぎて、商店街の全体像や70歳の人たちが当時持った夢の時代的(全体的)なものが欠けていた。さらに、国分さんのメッセージ力に、取材対象により近い位置にいる若いレポーターが追い付けていない。個性を押し出すことは番組としては面白いが、大きな視点からのメッセージ力が弱くなる。個と全体のバランスを考慮した周年特番を模索して欲しい。

ページTOPへ