番組審議会バックナンバー

1.開催日時  令和4年3月28日(月曜) 午前11時より

 

2.開催場所  北陸放送 4階役員会議室

 

3.委員の出欠 委員総数 9名

【出席委員】  6名

福森 義宏  委員長  植 村 まゆみ 副委員長

大樋 長左衛門 委員  西尾 眞友  委員

堀  直子   委員  高橋 涼子  委員 

 

【放送事業者側出席】

代表取締役社長         吉藤 徹

常務取締役           島田喜広(編成担当)

取締役報道制作局長       大家陽一(報道制作担当)

ラジオ開発部          野村未来子(担当部長)

番組審議会事務局長       沢田秀樹

 

4.議題

・第30回(令和3年)番組審議会賞 表彰式

・MRO開局70周年の説明

・ラジオ・テレビ令和4年4月編成について

・ラジオ番組批評

ラジオヒューマンスペシャル
『イルカにもらった優しい時間~私とスーミーの20年~』
令和3年12月31日(金)午後2:00~午後2:55 北陸放送 ラジオ開発部

 

<各委員からの主な意見のまとめ>

■最初のタイトルからイルカとの交流によるファンタジーを予想していたが、イルカが生息することで発生する問題も提起されており、ファンタジーとリアリティが共存する番組展開に、意外性だけでなく多様性も感じた。

 

■波打ち際・水の中の空気と泡・イルカの呼吸など、様々な効果音を駆使していたこと、ナレーションとその文章の巧みさで、耳をそばだてて聴くくらい集中しまた想像力も掻き立てられ、聴覚だけで情景が浮かぶようだった。

 

■ファンタジーとリアリティの同居は、リスナーの問題意識を鋭く喚起もするが、主張がぼやけてしまう危険性にも繋がる。それを承知で制作したのであれば、その意欲は評価出来る。

 

■主人公の女性の20年の時間経過をもう少し描くことも出来たし、イルカに関する漁業・観光の経済的側面を追及することも出来たはずで、ファンタジーな側面、リアルな側面、そのどちらかに絞った番組展開も可能だったように思う。

 

■環境的な視点から未来を担う子供たちに聴かせるならば、自然への畏敬の念を触発することで問題意識を喚起する手法もあり、番組構成の参考にして欲しい。

ページTOPへ