番組審議会バックナンバー

1.開催日時  令和2928日(月曜) 午前11時より

2.開催場所  北陸放送 4階役員会議室

3.委員の出欠 委員総数 9

  出席委員  7

  福森義宏 委員長   植村まゆみ 副委員長

  大樋長左衛門 委員  小田與之彦 委員

  西尾眞友 委員    堀 直子 委員    

  み  ゆ 委員

         

放送事業者側出席

  代表取締役社長      吉藤 徹

  常務取締役        島田喜広(編成担当)

  取締役報道制作局長    大家陽一(報道制作担当)

  テレビ制作部       坂爪陽介(番組ディレクター)

  番組審議会事務局長    沢田秀樹(業務局長)

 

4.議題

・ラジオ・テレビの番組編成について

・テレビ番組批評

 MROテレビ 金沢百万石まつり特番

      『森の都を人がゆく~激レア蔵出し映像SP~』

放送日時 令和2年6月6日(土)午後1:05~午後2:35

 

<各委員からの主な意見のまとめ>

■「新型コロナ禍」の中で、本来ならば行列が実施されていた同日・同時間に特別番組を放送したことの意義は大きく、MROの放送局としての姿勢を評価したい。

 

■その「新型コロナ対策」としても、スタジオとして利用した「松風閣」も3密を避ける工夫がなされていて安堵した。

 

■歴代利家公役の鹿賀丈志さんや松平健さん、高橋克典さんをリモート出演させたこと、また長く番組制作に協力してくれた太川陽介さんのコメントなどが番組に華を添えており、視聴者的には楽しく見られたのではないか。

 

■貴重なアーカイブ映像を活用出来るのはMROだからこそで、子供参勤交代行列・女子風俗変遷行列・大奥花見行列・少年鼓笛隊・藩政末期庶民風俗行列の紹介など、一般の視聴者が楽しめただけでなく、このまつりを企画・実行された先人達の「まつりの魅力づくりのためのご苦労」も伺え大変良かった。

 

■数多くのアーカイブから映像を選択する大変さは分かるが、選択したアーカイブを並べるだけでなく、その映像が撮られた時の社会情勢も解説に加えるなど、アーカイブの使い方にまだまだ工夫の余地があるように思う。

 

■この特番は、まつりへの想いを来年に繋げて欲しいと制作されたものと考えるが、その意図が完全に伝えきれていなかった。例えば、俳優やタレントさんの出演も悪くないが、それよりも本来ならば行列に参加したはずだった人や、そこで演奏演舞をするはずだった子供たちに、披露の場を提供したりコメントを貰うなど、メディアとしてまだまだ出来ることはあったように思う。そうすれば「来年への祭りの想い」がより強いメッセージとして残ったように思う。

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