番組審議会バックナンバー

1.開催日時  平成元年1223日(月曜) 午前11時より

2.開催場所  北陸放送 4階役員会議室

3.委員の出欠 委員総数 9

  出席委員  8

        福森義宏 委員長   石原多賀子 副委員長

        大樋長左衛門 委員  西尾眞友 委員  

        大場吉美 委員    堀  直子 委員    

        植村まゆみ 委員   み  ゆ  委員 

         

放送事業者側出席

        代表取締役社長         京村英二

        常務取締役           吉藤 徹(編成担当)

        取締役報道制作局長       大家陽一(報道制作担当)

        テレビ制作部          室 孝志(番組プロデューサー)

        番組審議会事務局長       沢田秀樹(業務局長)

 

4.議題

・第28回(令和元年)番組審議会賞投票のお願い

・ラジオ・テレビの番組編成について

・テレビ番組批評

MROテレビ『こころのすし~ある日の小松弥助~』

放送日時 令和元年11月27日(水)午後7:00~午後8:00

 

<各員からの主な意見のまとめ>

■全体的に見て、題材・構成・カメラワーク・編集・ナレーション・音声・BGMの全てに関して、統一感がありかつリズミカルで、まるで映画を見ているような秀逸な作品だった。

 

■題材・構成については、主人公の寿司名人森田さんは言うまでもなく、森田さんを取り巻く人々との関係値も、森田さんが中心になるように、さりげなくかつ非常に上手く捉えていた。

 

■カメラワーク・編集については、丁寧かつ分かりやすく、森田さんの名人の業(わざ)を余すところなく映像に収めていた。

 

■ナレーションの東出昌大さんのコメントは、さすが日本文化に造詣が深いだけあり感心したし、音声も名人森田さんの貴重なコメントを逃さず収録していた。BGMはあえて音のない間をつくり、その無音の間が番組に絶妙な効果を与えていた。

 

■森田さんは88歳にして前しか見ない素晴らしい生き方をしている。そんな未来志向だからこそ、番組は「今」を中心に展開していた訳だが、ここまで番組が洗練されていると、あえて森田さんが寿司職人を目指した15歳の時の気持ち、小松時代のこと、金沢で再出発する間の想い、そんな率直な気持ちを聞いてみたくなった。

 

■同時に「森田ワールド」という素晴らしい世界観を見せて頂いた訳だが、石川県の寿司文化についての率直な想いも伺ってみたいと思った。

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