1.開催日時  平成元年1127日(水曜) 午前11時より

2.開催場所  北陸放送 4階役員会議室

3.委員の出欠 委員総数 9

  出席委員  9

        福森義宏 委員長   石原多賀子 副委員長

        大樋長左衛門 委員  小田與之彦 委員

        西尾眞友 委員    大場吉美 委員

        堀 直子 委員    植村まゆみ 委員

        み  ゆ 委員 

         

放送事業者側出席

        代表取締役社長         京村英二

        常務取締役           吉藤 徹(編成担当)

        取締役報道制作局長       大家陽一(報道制作担当)

        報道部記者           酒詰はる花(番組制作担当)

        番組審議会事務局長       沢田秀樹(業務局長)

 

4.議題

・ラジオ・テレビの番組編成について

・テレビ番組放送種別各局比較(2019年度上期結果より)

・テレビ番組批評

MRO報道特別番組

『戦争は個人間の闘争にあらず~日露を結んだ一枚の写真~』

放送日時 令和元年10月12日(土)午後3:30~午後4:00

 

<各員からの主な意見のまとめ>

■世の中が自国ファーストに傾倒化していく現在、個人という視点でから戦時下においても心の交流があったことを世の中に問うたことはタイムリーで有意義なことだ。

 

■「一枚の写真」から当時の様子、そして現在の人々の想いを紐解いていく手法や演出は、視聴者の興味を惹いたのではないか。30分尺の番組ではあったが、元来日本人が持つ「優しさ」なども確認が出来て、見終わって何か清々しいものを感じた。

 

■捕虜となったロシア兵を厚遇したことは当時の国策であったことは理解出来たが、6000人もの捕虜が当時の金沢にいた訳で、一般市民がどのように感じていたのか、またこの厚遇は「おもてなしの気持ち」が強い金沢だからこそだったのか、捕虜を抱えた他の地域との比較も紹介して欲しかった。

 

■短い尺でコンパクトにまとめた手法は評価するが、それはひとつのドラマ的な番組としてみた場合であり、『報道特番』と言うならば一歩踏み込んだ議論も必要だったのではないか。例えば、「個人間の闘争にあらず」とはいうものの、結果的には戦場に立つ個人に対し「非情さ」を負わせる、それが「戦争」が根本的に持つ悲惨さであることにも配慮すべきだったと思う。

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