1.開催日時  令和元年627日(木曜) 午前11時より

2.開催場所  北陸放送 4階役員会議室

3.委員の出欠 委員総数 9

  出席委員  7

       福森義宏 委員長   石原多賀子 副委員長

       大樋長左衛門 委員  小田與之彦 委員

       西尾眞友 委員    堀 直子 委員    

       植村まゆみ 委員

 

  放送事業者側出席

       代表取締役社長         京村英二

       常務取締役           吉藤 徹(編成担当)

       取締役報道制作局長       大家陽一(報道制作担当)

       報道部長            横田佳政(番組プロデューサー)

       番組審議会事務局長       沢田秀樹(業務局長)

 

 4.議題

  1. ラジオ・テレビの令和元年7月の番組編成について
  2. テレビ番組批評

MROテレビ 笑顔の法則~海人が生きた25年

令和元年5月3日(金・祝)午後1時55分~午後2時48分 放送

 

<各員からの主な意見のまとめ>

■非常に重いテーマであったが、長きに亘る取材活動を通し、ご家族の苦労や支援してくれた教育関係者、海人さんの友人にまで丹念にカメラを向け、障がい者が生きていく大変さを伝えるだけでなく、周囲の温かい人間模様にも迫った、だれもが共感出来る秀逸な作品だった。

 

■海人さんが亡くなられたところで番組を終わらせず、その後の母親の活動や障がい者への教育現場へもカメラを入れたことで、「懸命に生きることの大切さ」が強いメッセージとして伝わってきた。

 

■最近の希薄になった人間関係が引き起こす悲惨な出来事が多い中、海人さんと関わることで、人間が本来持つ「優しさ」や「勇気」の重要性を引き出してくれたことに敬意を表したい。

 

■様々な角度で周囲の温かい視線を見事に表現していたが、海人さん自身の目線アングルが少し足りないように思えたし、海人さんの病状についても詳細な説明があれば、さらに障がいを持つ人に対する視聴者の意識を深めることが出来たと思う。

 

■今回のケースとは異なり、障がい者を表に出したくない風潮がいまだにあるとも聞く。であるならば、本番組では紹介されていない障がい者の現状も一方ではあるはずで、それらを含め「障がい者に対する社会のあり方」を啓発していくことも、メディアの使命として重要であり期待したい。 

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