夏の全国高校野球・石川大会の決勝を実況いたしました。
放送に臨んだ最中で、もうひとつ気にしていたことがありました。

 

「鹿児島のあの学校は、勝ち上がってくるかな…。」

 

 

それは、小松大谷が前回(1985年)に「北陸大谷」として
甲子園に出場したときの相手、鹿児島商工(現・樟南)。
当時の試合は資料映像でしか見ていませんが、
シーソーゲームの末に逆転を許し、初戦敗退となりました。

 

その樟南が偶然にも、同時刻に鹿児島大会の決勝を戦っており、
中継終了後、野球速報を見ると樟南も甲子園出場が決定。
「“36年越しの初白星”に向けて、最高の舞台が訪れるのでは…」と
期待が高まりました。

 

 

今回の解説の山下靖さん(写真右)をはじめ、県内の高校野球関係者に
聞くと、当時の北陸大谷の監督、菊池信行さんは「大変熱い方」
「甲子園への思いが強い」など、その熱血指導ぶりが伝わってきます。
30年以上監督を務め、勇退の際にも「必ず近い将来、結果は出る。
焦らず、慌てず、甲子園を目指してほしい」と、西野貴裕監督らに
想いを託したそうです。その「近い将来」が、ついに今年訪れました。

 

残念ながら抽選の結果、樟南とは遠い「山」に入ってしまいましたが、
準々決勝以降で36年ぶりの再戦が叶い、前回の借りを返せることを
願っています。

 

 

今年の中継は連日、石橋弘崇アナ(写真)ら若手が奮闘しました!
世代を超えて夢中になれる高校野球に感謝です。

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