2024年4月21日放送分

桂木良子の映画感想
「パストライブス　再会」

アカデミー作品賞と脚本賞にノミネートの米韓合作の大人のラブストーリー。　　　

幼馴染みで１２歳のへソンとナヨンは、ナヨンの一家の海外移住で離ればなれに。１２年後、お互いの存在をネットで探し当てた二人はオンラインで会話を重ねるが、アメリカに会いに来てという彼女と、学業のため中国に行くという彼はすれ違い、さらに１２年の月日が過ぎる。ナヨン（グレタ・リー）はアメリカ人の作家アーサー（ジョン・マガロ）と結婚していたが、へソン（ユ・テオ）はそれを知りつつもナヨンに会うためにニューヨークを訪れる･･･

初恋を追い続ける男と『１２歳の自分は韓国に置いてきた』と言う女。　幼いというか純情なへソンに対し、アメリカの永住権を得るために結婚したというナヨンに共感出来なくて、いまひとつ浸れませんでした。結婚観の違いやアメリカと韓国の価値観の違いは興味深く、センチメンタルなドキュメンタリー映画を観るよう。

１２歳の二人がさよならを交わした三叉路の階段や、３６歳になった二人が歩くニューヨークは美しく、自由の女神の背中や生活感のあるアパートなどが新鮮でした。ラストシーンでヘソンを見送ったナヨンが、夫の肩で泣くシーンはグッときました。

日曜かんたんブランチ
旬のホタルイカで作ってみよう！「ホタルイカのつくだ煮」をご紹介しました。

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