新年度に入って、あっという間に3週間ほどが経ち、早いなぁと思うようになりました。でも、桜の方はここ一週間、ずっとよく咲いてくれていますので、その分にはゆっくり春を楽しむことができましたね。さて、この4月から一人住まいがはじまり、朝晩に自炊などを経験する方もいらっしゃるでしょうね。かって経験した方にも、そんな自炊での思い出がこの時期に思い浮かんでくるかもしれません。私には味噌汁つくりがありますねぇ〜。ふるさとの味、お母さんの味、自分に馴染んでほっとできる味がそれぞれあります。当地では、加賀みそがそうなんでしょう。今週のお客さまには、加賀味噌食品工業協業組合の松本耕作理事長をお迎えしました。
加賀味噌食品工業協業組合は昭和46年に、それぞれ江戸・明治時代より続く石川県内の味噌製造業者10社が共同で工場を建設し、衛生管理の徹底化と生産性の向上を目指して設立されました。40年経過した現在では年間1,400tの味噌を生産し石川県の味噌生産量の2/3を占めています。松本さんのお店も、かっては片町の中心地にある歓楽ビルの建っているところにあったのですって!ところで、加賀みその特徴というと少し柔らかめでコクがあって香りが高い、そんな味噌なので簡単にお湯に溶かして美味しい味噌汁を作ることができます。一人住まい初心者には絶好ですね。
そもそも、この加賀味噌の起源は?松本さんから興味深いお話を伺いました。徳川の時代、前田候の治政下、戦時における軍用の貯蔵食品として盛んに造られたのが「加賀味噌」の起源だったようです。軍需品として長期保存が利くことが重視されていたため、当初はじっくりと熟成させて塩分が高めの辛口で、すこし硬かったようです。その後の泰平の時代の流れにつれて現在のようになってきました。金沢には、地名に味噌蔵町とか味噌屋町といったところがありますが、そんなところで盛んに造られていたのでしょうね。
お味噌は、健康維持食品として日本国内に限らず海外からも注目されるようになりました。フランス料理のシェフが隠し味や、独特のソースとして美味しく活用して調理するのをテレビでも見たことがあります。日々の食生活のなかで、上手に使いたいものです。もちろん、二日酔いの翌日の朝には、これはもう欠かせないものですね。
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