金曜日のお客さま

 今週の「金曜日のお客様」、「文化の日」にちなみ、スタジオには「加賀本多家」15代当主で『加賀本多博物館』館長の本多政光(ほんだまさみつ)さんにお越しいただきました。『本多蔵品館』時代から4年ぶりの来局・・・MRO社屋裏の指定文化財『松風閣庭園』の建物も「幼少の頃の遊び場だった」と振り返る名家のお生まれならではの思い出話にはじまり、「本多町」の文化と歴史をたっぷりとお話いただきました。

 

 慶長16年(1611年)から400年以上続くお家柄ながら、本多さんご自身は中学3年生から上京し、転勤族のサラリーマン生活を経てお戻りになったため、金沢在住は「まだ人生の半分ほど」とのこと。少年時代は、古いものにとらわれることを「嫌っていた」、「逃れたかった」と振り返り、現在の蔵品管理でのご苦労について話されるなど、肩肘を貼らないスタンスも印象的です。

 

 終盤のお話は、当時の面影が驚くほど残る町の魅力へと弾み、「歴史博物館の裏手の森は江戸時代そのままなんですが、人が入れないですね」と笑いで前置きしつつ、「(元MROの社員駐車場を緑地化した)『本多公園』や、各ミュージアムから鈴木大拙館に繋がる緑の小径(こみち)は“楽”で、海外の方にも人気でおすすめですね。」など、わかりやすい解説も。歴史を繋ぐ重責を担いながら、人間味に溢れた本多さんのお話・・・とにかく時間を忘れて楽しむ貴重な時間となりました。

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