カテキョー小矢田の家庭教育こ~やったら!

こんにちは石川県家庭教師協会・金沢南事務局の小矢田 学紀(こやた たかのり)です。
朝晩はもう秋の様相ですね。晴れの日の昼間はまだ残暑を思わせますが、リスナーのみなさんはいかがお過ごしでしょうか。

 

今日のテーマは「学習の見直し」です。これは各学年に言えることですが、新学年が始まって、いま中学生なら、学校行事で運動会、高校生ですと学校祭があって、わりと気持ちがバタバタとしている時期ですね。それから一番良くないというか危険なのがテストの点数、学校の成績で、自分の立ち位置を変に見極めてしまっている時期でもあるのです。だいたい私は、僕は、これ位の点数なのかなーというのを一学期の中間、期末テストを終えて、何となく自分でそのまま現状を自覚してしまっているパターンです。

 

これはあまりよろしくない状態です。自分の目標の点数や、目的意識を持って学習するということが非常に大事ですし、この時期、自分の得手、不得手をしっかりと捉え直すことも実は非常に重要です。私たちが学習指導に行く場合、単純にはテストの点数を上げなければいけない、上げて欲しいというご依頼をいただくのですが、では何点取るのが良いのかというと、その子その子によって基準が違っています。また、これも私どもが毎月ミーティングを行っている中でもよく話題になるのが、今年の夏も実際そうだったのですが、私たちが毎年夏休みに中3生を集めて教室で行う特訓教室に参加する中3生の熱量が年々冷えてきているように感じるのです。それはなぜか、というのは私どもの課題でもあるのですが、単純には学習に対して明確な目的意識、動機づけを持てていない、というのもそうですが、何か夢中になれる勉強以外の何かを持てていない、というのがすごく気になるところなのです。

 

子供たちは、真面目は真面目なので、「これをしなさい」と言われたことはやるのですが、わかりやすく申し上げれば、言われたことしかやらないのです。それ以上のことをやらないのです。自分で進んで、あれをやってみよう、これをやってみよう、こんなことを挑戦してみよう、とはなかなかならないのです。そうすると、受験生で言えるのは、いざ志望校が決まった時に、そこに対していかに熱量を上げられるかというのが、最後の学習の粘りにつながるのです。しかし最近の受験生たちを見ていると、高校受験生であれば私立高校受験が終わった段階で、もう息も絶え絶えでバテてしまったり、その先の公立高校の第一志望を持っているはずなのに、学習量が全然上がらなかったり、このあとの11月の山場のテストを受けて結果が出ないと、そこで急にトーンダウン、となってしまうのです。

 

この高校にどうしても入りたい!入ってこの部活に入りたい!とか、アレに憧れているだとか、そういうものを持って、それがモチベーションになってなんとかやる、というのが我々の感覚としてあるかなと思うのですが、そういったところが今の世代の子たちの特徴的なところなのです。例えば高校に行ってこういう部活動をやりたいという動機で、私たちに相談がきて、駆け込み授業をやることが野球部の子たちにわりと多いのです。
じゃあ○○高校へ行って野球を頑張りたい、その対策で10月、11月、12月に高校受験に向けて指導をすると、一気にグーッと学習量と成果が上がる子、それから学習はするものの成果になかなか繋がらない子、ハッキリ分かれるのです。その差がどこにあるかというと、どれだけ一生懸命に野球をやっていたかどうか、なのです。それだけ打ち込んでいたスポーツなので、高校に入ってからもずっと続けたいというモチベーションになってハッキリでます。

 

だから、○○したい!○○するんだ!という気持ちではなくて、出来たらいいなー、くらいの気持ちだとやっぱり熱量も上がりきりませんし、粘りも出ないのです。そう考えた時に、もちろん学校のテストで大体何点くらいかと結果は出てきていますし、そこから上昇志向を持つことも大事ですが、学習面だけではなくて、身の回りのことで、部活もそうですが、何か私はコレが好き!自分はアレが好き!ということを人に言えるかどうかというのは非常に大事です。意外とお子さん方で言えるのは、そういうことを言ってはいけないような空気を感じ取っているようです。

 

実はこの場でお話しするのは非常にしづらいのですが、最近よくあるのが、子供たちにの間で、テレビが好きでテレビの業界に就職してみたい、テレビの業界で働いてみたい、そういう思いを持っている子たちが結構いるのです。では彼ら彼女らのいうテレビの業界って何かって言うと、いわゆるアシスタントなのです。バラエティー番組で、ちょっと見切れているあの方たちに興味があるのです。変な話、タレントほど頑張らなくてもいいように見えるのです。それで実際にそうなってくると、親御さんからすれば、大学進学というイメージを持っていて、でもまあ、そういった制作系に関わる部分で、大卒が必要なのか?というクエスチョンマークが出て、親御さんもそういった話はあまり肯定的に捉えない。どちらかと言うと「そんな事言っていないで」と言ってしまいがちです。

 

でも、そこから、私もこのようなかたちでラジオに出演させていただいているので、テレビ局の方たちのことも少しは分かってはいるつもりなので、実際にテレビ局に就職するとなるとこういうことなんだよ、大学を出るということも、こういう部分で必要だよ、逆に卒業していないとこういったところから、自分の力で試しながらやっていかないといけないんだよ、と具体的な話を、私ならしてあげられるのです。
そう言ったところで、的確な情報を基に本人たちの話を聞いてあげられるかどうか。
そこを否定的に捉えてしまうと、子供たちが自分の気持ちを発信しなくなるので最終的に熱量も上がりづらくなってしまうのです。だから学習面の見直しというのは単純にその勉強のやり方だとか、時間の見直しだけではなくて、いろいろなことに対しての向き合い方、それからお子さんの話を、特に中学生や高校生は忙しい状態で、ずっと春から来ていますので、やっと慣れきて、リズムにも慣れてきた今ぐらいの時期に少し耳を傾けてあげようとすることも大事かなと思います。
今週もお聴きいただき、ありがとうございました。

小矢田先生への質問はこちらから

◆メール katekyo@mro.co.jp

ご相談内容・ラジオネーム・氏名(任意)・年齢・性別・お住まいの地域を書いてお送りください。

 

小矢田先生プロフィール

小矢田 学紀(コヤタ タカノリ)
石川県家庭教師協会・金沢南事務局
教務部主任
昭和48年、大聖寺生まれ。小松高校~金沢大学教育学部を経て、プロ家庭教師から教育相談員に指名され現在に至る。二児の父親としての顔も持ち、家庭教育の大切さを伝えるべく日々奮闘中。家庭内の「学習環境」へのこだわりから、生徒の勉強部屋を一緒に模様替えをしたという逸話も…。生徒達から信頼される熱血相談員。

ページTOPへ