カテキョー小矢田の家庭教育こ~やったら!

こんにちは石川県家庭教師協会・金沢南事務局の小矢田 学紀(こやた たかのり)です。

朝晩は秋を感じさせるような日が増えてきました。日中はまだまだ残暑の厳しさを感じさせる日がありますが、リスナーのみなさんはいかがお過ごしでしょうか。

 

今週は質問をいただいたので、それにお答えしました。

■ご相談内容

夏休み明けの実力テスト後の取り組みについて

 

小矢田先生、番組いつも参考にさせていただいております。

長女中3・長男小5の二人とも、夏休み明けの実力テストがあります。

実力テスト対策は、二人とも夏休み中に復習を中心にやっておりました。

テストはまだ(長男はもう終わっているみたい)ですが、結果をもとに長女・長男にどのような取り組みをさせてゆけばよいでしょうか?

※結果も戻ってきていないのに、漠然としていてすみません。

長女は普段5教科平均が320点前後、長男は再来年中学受験を予定していて普段のテストの点数がどの教科も60~80点位です。アドバイスよろしくお願いします。

 

というものでした。

ご兄弟別々のご質問なので、それぞれについてお答えします。

まず、中学3年生のご長女です。今、5教科の平均が320点前後でということでの

ご相談内容だったのですが、私どもの経験から推測すると、志望校として睨んでいるのは、おそらく進学校ではないかと思います。大学受験も見据えられるような進学校ではないかと思います。大体この320点前後というのは、学年平均に対しても少し上というところなので、通常その四年制大学受験を前提とする進学校を受験するには、もう少し点数が足りないかなというところです。

 

夏休みがあけると、(前回もお話ししたのですが)学校の授業も普通に始まりますし、これが大学受験ですと、進学校の高校だと、この時期から授業がほとんど大学受験にむけて、復習で受験レベルの練習に入ることが多いです。

中学校はまだまだ教科書が終わっていませんので、普通に授業が進みます。そうすると家庭学習の中で自分の受験勉強がどれだけ出来るかというのが非常に重要になってきています。ここで、この時期から入試の過去問や、そういう入試レベルの問題集などに、手を付けてしまいがちなのですが、できればここから学校の実力テスト、地域ごとの統一総合テストのようなもの、それから校外の模擬試験ですね、そういったもので、特に石川県の公立高校の入試傾向に近いようなものを、丁寧に解き直すことが大事です。

 

夏休み明けのテストが返ってきたら、必ず解き直しをしっかりとしてほしいと思います。採点して返されたものなので、問題の配点もわかっています。あと何点くらい足りなかったところで、「じゃあ、この問題だったら出来そうだったかな、この問題だと何点プラスできたな」という反省をしっかりとしていただいて、このテストでできなかったもの、かつ目標達成するために、できていなければいけなかったものは、このテストの終わった直後にしっかりと克服してほしいと思います。それを確実に一つずつ積み重ねていくことで成果に繋がっていきますので、ここからの時期のテストで返ってきた答案を見て、「何点取れた!これで目標に何点近づいた!」とそこだけの歓喜になってしまうのですが、その中身の方が重要なので、この返ってきたテストこそが受験に対して自分だけの必要な参考書になるということを忘れないでいただきたいと思います。

 

お父様、お母様も結果を見て、「良かったね」とか「ダメじゃない」って言うのではなくて、「復習をしっかりしようね」という言葉をかけてあげることです。

ましてやこのテストの点数が、受験の合否を左右するわけではないので、逆にこれで出来ていなかったものをどう克服するかの建設的な意見、声掛けや話し合いをしてあげた方が、と思います。

 

それから、再来年に中学受験を見据えたというご小学校5年生のご長男ですが、まず一つ引っかかるのは、どの教科もテストの点数が60点~80点という事ですが、これが公立小学校なのか私立小学校なのかによっても変わってきます。一概には言えないのですが、仮にもし公立小学校だと、学習特に家庭学習の持ち方に問題があるかと思います。というのは、いま公立小学校で行われているテストは本当に簡単です。正直なところ、90点、100点取って当たり前です。確かに問題数が少ないので、1問の配点が大きいから2問、3問間違えただけで、すぐに80点になってしまうこともあります。ただ学校の授業で習ったこと、ましてや小学校の授業は教科書を見てもそうですが、内容が薄いのでそんなに量はないのです。これを確実に授業で理解して、家庭学習の中で定着させることができたかどうか、本当にそれだけです。その単純な作業の中で、勉強の基本となる「語句を覚える」、いわゆる暗記ですね、これが出来ているか、出来ていないかが、点数を大きく左右するので、6割から8割の得点率となると、その暗記作業が出来ていないと言えます。そうなると、例えば受験勉強に必要な受験用の語句を覚えたり、教科書を飛び越えたようなことをする時には、非常に難が出ますので、やはり普段のテストは、目指せ100点、なるべく100点から90点の間で推移できるように。あとはやはり拘った方が良いのは漢字テストです。休み明けというと、漢字の50問テストがよくあるのですが、目指すは満点です。学校によっては、たまにその学校の教頭先生が作って、こういう漢字も出来たらすごいね、みたいな問題が入っている場合もありますが、基本的には宿題で出た、練習をしようね、というものが出ますので、それを確実に覚えれたかどうかという、そういう小テストのようなものは大切に、ということです。

 

それと最後に、中学受験を考えられるのであれば、いま、2020年の大学入試改革に向けて、それが大学入試だけではなく高校受験にも全部波及してきています。これは中学入試に対しても影響してきています。県内の私立中学校でも、昨年度は入試がガラッと変わったところもあります、一気に難しくなったのです。今、問われているのは、「自分の意見」をどう表現するか、というところです。ここになると前々からお話ししていますが、日常の親御さんとのコミュニケーションが非常に重要になってきますので、「今日、学校で何あった?」「給食はどうだった?」という声掛けからでよいので、それに対して「う~ん」という一言で終わってしまうやり取りではなくて、自分の言葉を少しでも出しやすいような、そんな余裕は少し見出してあげられたらと思います。

 

今週もお聴きいただき、ありがとうございました。

小矢田先生への質問はこちらから

◆メール katekyo@mro.co.jp

ご相談内容・ラジオネーム・氏名(任意)・年齢・性別・お住まいの地域を書いてお送りください。

 

小矢田先生プロフィール

小矢田 学紀(コヤタ タカノリ)
石川県家庭教師協会・金沢南事務局
教務部主任
昭和48年、大聖寺生まれ。小松高校~金沢大学教育学部を経て、プロ家庭教師から教育相談員に指名され現在に至る。二児の父親としての顔も持ち、家庭教育の大切さを伝えるべく日々奮闘中。家庭内の「学習環境」へのこだわりから、生徒の勉強部屋を一緒に模様替えをしたという逸話も…。生徒達から信頼される熱血相談員。

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