カテキョー小矢田の家庭教育こ~やったら!

こんにちは石川県家庭教師協会・金沢南事務局の小矢田 学紀(こやた たかのり)です。

不安定な天候が続きます。リスナーのみなさんはいかがお過ごしでしょうか。

 

夏休みもあっという間に、あと一週間ほどでもう終わりです。受験生たちはこの夏休み、一生懸命にそれぞれの目標に向けて勉強も積み重ねてきているのではないかと思います。しかし夏休みが明けるとまた生活のリズムが元に戻ると言いますか、夏休みの生活に慣れてしまった体から戻さなければならないので、いろいろと考え直さなければいけないこともあります。

夏休み中はまだ普段の学校生活から解放されて余裕を持って日々過ごすことができる期間ではあるのですが、新学期が始まると、特に中学生、高校生に関しては、時間の使い方が難しくなってきます。そこから発生する問題点(問題と言うか課題)は、学習意欲に関わる部分もあります。

 

私には二人子供がいます。上は高校生、下は中学生です。この二人が小学校を卒業したタイミングに、ちょっと感じたことがありました。小学生のうちは、家のお手伝いを結構してもらいました。家族の中で家事の担当をいくつかしてもらったのです。

家族の一員としての役割です。それが高校に入ると、ガラッと変わるのです。何かと言うと、学校の方から家庭での役割ということに対しての指導が入る機会が少なくなるのです。どうしても学習面、特に、いわゆる国語、数学、理科、社会、英語の主要5教科の話が主体になってきたり、部活の話が主体になってきたり。そうすると授業時間数も増え、いろいろと忙しくなってきますから、朝も7時もしくは7時前に家を出て、夜、部活が終わって帰ってくると、8時前、中には8時過ぎているお子さんもいます。そうすると家に帰って、御飯を食べて、お風呂に入って、ちょっと学校の宿題をして、もう寝るだけ。

そんな生活になってしまいます。

一人一人がしっかりしていないとリズムを維持していくのも大変です。

また家族とコミュニケーションをする時間や、先ほど申し上げた小学校の間していた家の手伝いをする余裕が、中・高校に入るとなくなってくるのです。時間的にも。親御さんも「アレしなさい、コレしなさい」と言うばかりになってくるのです。そうすると、学習意欲も実は下がりがちになるのです。

つまり、家庭での過ごし方と学習意欲というのは結びついていると言えます。

学習意欲というのは自己肯定感の元に成り立つものなのです。自分は家族みんなに応援してもらっている、家族の一員として頑張れている、所謂、安心の元に成り立つものなのです。これは学術的にも証明されているものです。実際、お手伝いがなぜそこに直結するか、その自己肯定感に直結するかと言うと、例えばお子さんがご家庭で何か洗い物をしてくれたり、洗濯物を畳んでくれたりしたときには何て声掛けしますか?

「ありがとう」って言いますよね。でも、それが無くなった場合に、「ありがとう」という言葉は、家庭の日常に言う機会は、ほとんどなくなってくるのです。

私も様々なご家庭を回らせていただいたり、コミュニケーションさせていただいて、よく小学生の親御さんからは、お子さんに対して「ありがとう」と声掛けする機会の話が出るのですが、中高生になると、反抗期云々の前に「ありがとう」と言うきっかけが無いのです。それは部活を頑張っていれば、勉強を頑張っていれば、それはそれでいいような物差しになってしまいがちで、根本的に家族の一員なんだ、というところが、ちょっと頭から離れてしまうのです。

 

それこそ未就学児に接するような、何かいろいろしてあげなければいけないという年齢でももうありませんし、逆に自分には何が出来て、どういう所で喜ばれる、評価されているのかということをちょっとずつ訓練していかなければならない年齢です。

この家族の一員としての、ご家庭での「役割」、お子さんの持つ「役割」というもの今一度、忙しさにまた飲み込まれる前に少し見直していただく機会を設けていただければなと思います。お茶碗洗い、洗濯物畳みと言っても、5分あったらできる家事も沢山あります。

今、何かきっかけを作っておかないと、もう2学期が始まったら、一気に冬休みまで行ってしまいます。学校行事もいっぱい続きます。一度たち止まって、家族で考える機会があるといいですね。それが学習意欲に繋がるとなれば、自信を持って親御さんも進められるはずです。

 

今週もお聴きいただき、ありがとうございました。

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◆メール katekyo@mro.co.jp

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小矢田先生プロフィール

小矢田 学紀(コヤタ タカノリ)
石川県家庭教師協会・金沢南事務局
教務部主任
昭和48年、大聖寺生まれ。小松高校~金沢大学教育学部を経て、プロ家庭教師から教育相談員に指名され現在に至る。二児の父親としての顔も持ち、家庭教育の大切さを伝えるべく日々奮闘中。家庭内の「学習環境」へのこだわりから、生徒の勉強部屋を一緒に模様替えをしたという逸話も…。生徒達から信頼される熱血相談員。

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