カテキョー小矢田の家庭教育こ~やったら!

こんにちは石川県家庭教師協会・金沢南事務局の小矢田 学紀(こやた たかのり)です。

今日は蒸し暑い日です。梅雨入りも、もうそろそろなのでしょうか。

リスナーのみなさんいかがお過ごしでしょうか。

 

前回の放送で、2020年の大学入試改革についていろいろお話したのですが、今週はさらに踏み込んだ話をしました。

 

2020年度の大学入試改革は、より具体的にイメージが出てきていて、(前回もお話ししたのですが)サンプル問題が発表されたり、より分かり易くなってきているのですが、実はもう大学入試改革自体は数年前から動き出しています。例えば医学部の入試問題は考えをしっかりとまとめて、それを表現しなければならないものだったり、いわゆる珍問奇問に当たるような問題が出される事もあります。大学入試、大学入試という言葉は出ているのですが、実は高校入試にもかなりこの影響が食い込んできているのです。

 

前回も話したように、福井県では今年度から高校入試で「英語技能検定」を点数化することを発表しました。では石川県はどうなんだ、というところなのですが、ハッキリと何か発表されているわけではありません。しかし問題をよく見てみると、もう確実に反映されています。具体的には、今申し上げた英語技能検定で考えてみます。

中学生ですと、5級、4級、3級。それから高校生になると、2級、準1級を目指して受験するのですが、実は、昨年度は英検が随分と様変わりしまして、いわゆるグローバル教育、小学校、中学校、高校でのグローバル教育の中で、英語の4技能(「読むこと」・「聞くこと」・「話すこと」・「書くこと」)対策をして行こうとなっています。それに準ずるような形でこの英語技能検定も少し変わってきたのです。具体的にいきますと、先ほど話した中学生が受験する4級、5級は今まで筆記試験だけだったのですが、昨年度からスピーキング(Speaking)が入ってきました。それから、昨年度の第1回検定で2級にライティング(Writing)テストが入ってきました。実は今年度は、つい先日第1回目の英語技能検定があったのですが、この3級にもライティング、準2級にもライティングが導入されたのです。ライティングが導入されるとはどういうことかというと、これは具体的な問題事例ですが、まず、条件英作文というもので、まず条件が出されるのです。これはあくまで「3級」問題例(見本)としてのものなのですが、

●あなたは、外国人の友達から以下のQUESTIONをされました。

●QUESTIONについて、あなたの考えとその理由を2つ英文で書きなさい。

●語数の目安は25~35語です。

●解答は、解答用紙のB面にあるライティング解答欄に書きなさい。なお、解答欄の

外に書かれたものは採点されません。

●解答がQUESTIONに対応していないと判断された場合は、0点と採点されることがあります。QUESTIONをよく読んでから答えてください。

 

QUESTION

What is your favorite season?

 

質問はこれだけ短いのです。これに対して、あなたの考えと理由を2つ英文で書きなさい、ということです。

「好きな季節は何ですか」と問われて、それなりに書かなければならない。

でも、極端に難しいわけではないです。頑張れば書けるようなレベルの問題ではあります。

 

実際、これが石川県の高校入試とどう関係があるのかというと、今日また昨年度の石川県公立高校入試の英語の問題を持ってきたのですが、大問3で、(これは入試直後の放送でもお伝えしたのですが)やたらと登場人物がたくさん出てきます。この中にひとつ問5として会話文として抜き出してあるところがあるのですが、この会話文自体はチームワークというものについて、ALTのグリーン先生との会話ですが、「学校行事をすすめる上でチームワークって大事ですよね」、という生徒の一言から始まって、「このことを覚えていますか」という書き出しなのです。問5 あなたが里佳(Rika)さんなら何と言いますか。4文以上のまとまりのある英文で書きなさい。なお、具体例を1つあげ、Do you rememberに続けて書きなさい、という条件英作文です。

ひとつの基準として言われるのが、英検3級というと中学3年生の英語の学習内容相当と言われるのですが、これは今見ていただいた通りで実は英検3級のライティングをはるかに上回っているのです。したがって常にまず自分の考えをきちっと持てる、まとめる力ということと、それをまた英作できる力という2つのものが要求されることになります。

これが実は大学入試改革でメインだったところで、すすんでいる内容なのです。

石川県の高校入試もこういう風になってきて、かつ昨年度は前にもお話ししたように日本語で答える問題が消えてしまった、というところになります。実際、今の中学3年生が完全に大学入試改革の境目の年にかかってくるのですが、前の年から導入は認められているのですが、まだ中学生だからという形で、長い先を見てということではなくて、今もう現状、始まっているのだということで、少しいろいろな情報にアンテナを張っていただければなと思います。

今から少しずつ、こういった形式に慣れていくというのは大学入試をいざ迎えるというときには少し安心できます。ただ、家庭学習や学校の授業の中で、一人一人の力に合わせてどこまで対応しきれているかと言うとなかなか難しいところがありますが。

今からの準備、心がけが大事です。時代はかわります。

 

今週もお聴きいただき、ありがとうございました。

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◆メール katekyo@mro.co.jp

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小矢田先生プロフィール

小矢田 学紀(コヤタ タカノリ)
石川県家庭教師協会・金沢南事務局
教務部主任
昭和48年、大聖寺生まれ。小松高校~金沢大学教育学部を経て、プロ家庭教師から教育相談員に指名され現在に至る。二児の父親としての顔も持ち、家庭教育の大切さを伝えるべく日々奮闘中。家庭内の「学習環境」へのこだわりから、生徒の勉強部屋を一緒に模様替えをしたという逸話も…。生徒達から信頼される熱血相談員。

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