◎良子のつぶやき

例年よりも早く冬タイヤに交換しました。これでもう雪が降っても安心です。今週のシネマは「ドリーム」の紹介です。金沢での公開を楽しみに待っていた映画です。

◎三丁目映画館～今週の桂木良子お薦め映画

「ドリーム」

1960年代のアメリカ。冷戦時代のソ連とロケットの打ち上げを争っていたＮＡＳＡで、今ならコンピューターがしてくれる難解な計算を担当する計算係として働いていた実在の黒人女性、キャサリン、ドロシー、メアリーの姿を描く。

50年以上も前、食堂やバスの乗車席はもちろんのこと、街角の水のみ場や図書館さえも「白人用」と「有色人種用」に分けられていた時代のアメリカで、黒人であるという人種差別と闘い、女性であるという性差別とも戦った女性たちのサクセスストーリーを、明るく、時にはユーモラスに、そしてエレガントに描き出して、爽やかな達成感を与えてくれます。私は2回、気持ちよく泣きました。

ＮＡＳＡの職員は一流大学を首席で卒業したような超エリートの白人男性たち。しかし彼らはただの秀才（なんだって！）。彼らのさらに上を行く数学の天才であるキャサリンは、計算係から研究所に抜擢されても黒人女性ゆえのあからさまな差別を受け、トイレに行くのさえ広大なＮＡＳＡの敷地内を800ｍ走って黒人専用に行かなくてはならない。時代の最先端で教養ある人たちが働く職場でさえこうだったのか…　と、愕然とします。

理不尽な社会や職場環境にあっても、くじけずあきらめず適正な仕事ぶりを貫くことで、それぞれが「黒人女性初の〇〇」になった3人。エンディングで実際の3人のその後と写真が紹介されますが、強いだけでなく美しい彼女たちに拍手！

久々のケヴィン・コスナーとキルステン・ダンストも出演してます。

◎日曜かんたんブランチ

残りご飯で一人分をかんたんに「きのこ飯」をご紹介しました。

◎昭和の名曲をあなたに

石川県金沢市出身の加賀城みゆきさんの「おさらば故郷さん（Ｓ40）」をお届けしました。

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