三丁目の良子さん

◎良子のつぶやき

大型スーパーの前で車止めにつまずいて転びそうになりました。オットット~となんとか持ちこたえましたが、前ばかりでなく足元もよく見て歩かなくちゃいけませんね。

 

◎三丁目映画館~今週の桂木良子お薦め映画

「あしたは最高のはじまり」

アメリカで大ヒットしたメキシコ映画をリメイクしたフランス映画。原題は「二人は家族」という意味らしいが、そのまま使ったほうが良かった。「あしたは最高のはじまり」という邦題は作品の内容を端的に表しているとはいえず違和感がある。

 

南フランスのリゾート地でお気楽に生きる男サミュエルの前に、かつて関係を持ったと言う女性クリスティンが現れ、『あなたの子供よ』と赤ん坊のグロリアを置いて立ち去ってしまう。冗談じゃない!とクリスティンを追いかけてロンドンに飛んだサミュエルだったが、彼女は見つからず一文無しになり、たまたま知り合ったゲイの男性の紹介で映画のスタントマンとして働きながらグロリアを育てる…

 

主演は「‘12仏 最強のふたり」でスターになったオマール・シー。ゆっくりしっとりとしたフランス語…というイメージ?をぶち破り、超早口のフランス語で鉄砲玉のように喋りまくる。 赤ん坊を抱いてひとり奮闘する姿は「‘01米 アイ・アム・サム」を髣髴とさせるが、ショーン・ペンに比べて身体が大きい分だけ、悲劇よりもユーモアが漂う。

 

スタントマンとして成功し立派な家も手に入れ、8歳になったグロリアと仲良く暮らす姿は、ジェイミー・フォックスの「‘14米 ANNIEアニー」のよう。 そして8年と2か月も経ってから突然現れ、娘を返せと迫るクリスティンとの裁判劇は「‘79米 クレイマー、クレイマー」のようで、身勝手な女に腹が立つ。

 

名作映画のいいとこ取りのような既視感いっぱいの映画ですが、最後の最後にサプライズが。多分そんなことだろうと思っていたけど、まさかそっちだったとは!と衝撃です。

ハッピーエンドではないけれど悲劇ではない。フランスのヒューマンコメディ映画です。

 

◎日曜かんたんブランチ

嫁に食わすな?嫁にも食わせろ?秋の茄子。「ナスのチーズ和え」をご紹介しました。

 

◎昭和の名曲をあなたに

10月5日に74歳で亡くなった三條正人さんを追悼して「小樽のひとよ(S42)」をお届けしました。

 *各コーナーへの感想やリクエスト曲、あなたのつぶやきお便りもお待ちしています!

最近の記事

ページTOPへ