三丁目の良子さん

◎良子のつぶやき

今週の一押し映画解説は「ジョジョ・ラビット」です

 

◎三丁目映画館~今週の桂木良子お薦め映画

「ジョジョ・ラビット」

もう一度観たいと思う素晴らしい映画でした。「アメリ」や「ライフ・イズ・ビューティフル」のような、可笑しくて美しくて悲しくて小粋なエッセンスがいっぱいです。

 

第二次世界大戦中のドイツ。細かな背景や人物像などの説明を省き、ヒットラーを親友だと妄想する10歳の少年ジョジョの日常や、ナチとユダヤ人狩り、不在の父と美しい母、屋根裏の少女エルサとの日々が描かれる。

 

まず配役が素晴らしい。ローマン・グリフィン・デイビスが演じるちょっと太めの金髪少年ジョジョは愛らしく、ふっくらした白い頬に触ってみたい衝動にかられます。そんなジョジョが妄想するヒットラーをコミカルに演じるのは、この映画の監督であるタイカ・ワイティティ。個性的な大尉は「スリー・ビルボード(2018)」でアカデミー賞助演男優賞受章のサム・ロックウェル。エルサ役のトーマシン・マッケンジーは透明感のある繊細な美しさで印象を残し、スカーレット・ヨハンソンの母親役は秀逸で、映画に深い余韻を残します。

 

重く苦しい題材を描きながらも、腹をくくって生きる人々の強さと美しい映像、ビートルズをはじめ随所に挿入される軽やかな音楽も小洒落ていて、美しいポエムを添えた絵ハガキを受け取ったような気持ちにさせてもらいました。

 

◎日曜かんたんブランチ

カルボナーラみたいなうどんはいかが。「かんたんクリームうどん」をご紹介しました。

 

◎昭和の名曲をあなたに

昭和60年、岸千恵子さんで「千恵っ子よされ」をお届けしました。

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