三丁目の良子さん

◎良子のつぶやき

寒い一週間でしたね。新年会のお疲れはありませんか。 今週の映画は「人生はシネマティック!」をご紹介します。 (^^♪

 

◎三丁目映画館~今週の桂木良子お薦め映画

「人生はシネマティック!」

静かに心に染み入ってくる、イギリス映画らしい佳作でした。

 第二次世界大戦中のロンドンで、ダンケルクの撤退に協力した双子の姉妹の映画化にスタッフとして加わることになった女性カトリン(ジェマ・アータートン)を中心に、製作スタッフの奔走を描く。 脚本家役のサム・クラフリン(「世界一キライなあなたに」の青年貴族役)も良かったし、老俳優役のビル・ナイもとてもいい! 彼が歌う「マウンテン・タイムを摘みに行こう」のしみじみとした味わいにウルウルしてしまいました。

 

昨年公開された「ダンケルク」にも描かれた、ヒットラーに追われた英国兵士33万人を700隻の民間船舶が救ったという実話を、戦意高揚のために映画化しようとする英国情報省。しかし製作が進むにつれ、事実は曲げられ脚本は書き直され、アメリカへのおべっかで主人公をアメリカ空軍大尉に変更しろと命じる情報省。素人俳優の大根ぶりやベテラン俳優のわがまま、軍部の検閲などに手を焼きながら映画作りは進む。

 

ダンケルクに数万の兵士が集合するシーンでは、絵を描いたガラス板越しに撮影するというマジックに感心したり、英国らしい抑えたユーモアにくすりと笑ったり。戦時中という大きな波の中で、一本の映画が完成するまでの内幕と、衝撃的な結末を迎えるカトリンの恋、脚本家として台頭するまでの葛藤が描かれます。

 

国民の戦意を高揚させるために事実を曲げたり、捏造した映像を作って国民を誘導する…というやり方は、どの国でも行われていたのですね… 「事実と真実は違う」という劇中の言葉のように、都合の良い事実のみで誘導されないように気をつけなくては!

『人生の貴重な2時間を費やしてまで、観たいと思える映画にめぐり逢いたい!』という台詞に感動! 今年もそんな映画にたくさんめぐり逢えますように・・・。

 

◎日曜かんたんブランチ

きな粉餅で余ったきな粉をおやつに!「きなこ棒」をご紹介しました。

 

◎昭和の名曲をあなたに

お正月をハワイで… 憧れですね~

 岡晴夫さんの「憧れのハワイ航路(S23)」をお届けしました。

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