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最終更新:2017年07月17日(月)19:43

北の脅威 中型イカ釣り船が一時帰港

日本の排他的経済水域に位置し、イカなどの好漁場となっている日本海沖の「大和堆」周辺で、北朝鮮籍とみられる漁船が違法操業している問題。能登町の小木漁港には、中型イカ釣り船3隻がきのうから一時的に港に戻り、水揚げが行われました。

次々と港に水揚げされるイカ。能登町の小木漁港で17日朝、中型イカ釣り船からことし初めてイカが水揚げされました。この日は、日本海で操業する13隻の船のうち一時寄港した3隻から、例年より2割ほど少ない冷凍保存されたイカ145トンが運び出されました。

6月上旬に出航した小木漁港のイカ釣り船団は当初、日本海沖約400キロから500キロの海域にあり、日本の漁船だけが漁を行える大和堆で操業していました。しかし、北朝鮮籍とみられる木造船が周辺で違法に操業し、衝突による事故などの危険性が高まったことから、今月上旬には北海道沖に漁場を移すことを余儀なくされました。帰港した第五十八金剛丸の平塚秀樹船長は「大和堆に400~500隻はいた。操業していたら寄ってくる。夜間は無灯火で危ない」とその危険性を訴え、国の取り締まり強化を求めました。平塚船長が撮影したレーダーの画像には、半径約8キロの範囲に20隻以上もの北朝鮮の漁船が確認できます。

度重なる北朝鮮の違法操業を受け、海上保安庁の巡視船が対応を強化したことから、北朝鮮の船はいくらか減ったということですが、漁師からはこのままでは大和堆が占領されてしまうのではないかと、不安の声も上がっています。3隻の船に乗り込む船員は不安を抱えたまま17日夜、再び日本海沖の大和堆に出漁します。18日にかけてさらに別の4隻が小木漁港に戻って来る予定で、遠洋のイカ釣り漁は12月まで続きます。

2017年07月17日(月)19:43

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