竹村りゑのブログ

拝啓

 みなさま

 

 今年は空梅雨なのかな、と思いきや、これから雨の多い天候が続くようですね。

 しとしと雨のひそやかな感じは好きなのですが、服が濡れるのは嫌なのです。傘だと横から吹き込んでくる雨を防ぐことが出来ないし…と思うと、やはり雨がっぱって優れていたように思います。 

 

 子どものころ、雨がっぱを着てお散歩に行くのが大好きだったのに、いつの間にか着なくなってしまいました。探してみると、大人のお姉さん用にレインコートって色々出てるみたいですね、可愛らしいのとか、お洒落なのとか。

 でも、ちょっと物足りないのが、そういう素敵なレインコートってフードが付いていないのです。傘をさすことが前提になっていて。私がしたいのは、そうじゃないのです。

 頭からすっぽりフードを被って、両手を振って、雨が体にあたる微かなリズムを感じながらお散歩したいなあと思うのですが、同じお気持ちの同志はいらっしゃらないでしょうか。

 

 梅雨の晴れ間、というにはあまりに天気が続いていた先日、カラリと晴れた中で紫陽花を見に行ってきました。

 紫に白に桃色に青に…華やかな姿は眼福そのもの。

 私と同じように紫陽花を楽しむ人の姿だけでなく、花の影には小さな雨蛙がちんまり座っているのを発見したりと、この時季らしいひと時を過ごすことが出来ました。

 

 

 

 

 

 さて、金沢ビーンズ明文堂書店presents「竹村りゑの木曜日のBOOKMARKER」ですが、聞いてくださっている皆さんに励ましていただきながら、楽しくお伝えしています。 

 

 そして、番組に寄せられたメッセージの中でお伝えしきれなかったものをいくつかピックアップして、ブログでご紹介するという試みを前回から始めさせていただいたところ、嬉しい反響を沢山いただくことが出来ました。とっても嬉しいです、ありがとうございます。

 

 月に一回程度のスパンを想定しているのですが、ブログでも皆さんとお話できることが、私にとって楽しい予定のひとつになりました。

 続けていきたいと思っているので、どうぞよろしくお願いいたしますね。

 

 

 それでは、まずはこちらの方から。

 

 

竹村りゑさん、こんにちはm(_ _)m

今日は、夜仕事ないので息抜きに、新幹線の見える丘公園までドライブ。

四つ葉のクローバーを見つけたよ。ここに来るのは、超久しぶり。

今、全日本もう帰りたい協会を検索しました。おもしろそう。

私の場合、帰りたいより行きたくないの方があるなー。

仕事は、いやじゃないけど疲れはてて、部屋の片付けとか後回しになるんやって…

やる時は、やるけどかなり時間がかかる。キレイになるまでにね。

目が腐るほど寝たいとも思う。でも、本も見たいし。時間が足りん。

R.N.  雪女54歳)

※一部割愛させて頂きました)

 

 以前ご紹介した「僕たちはもう帰りたい」早速チェックしていただいたんですね。

 ありがとうございます!

 時間のやりくりに苦労してらっしゃる様子が伺えて、頑張ってらっしゃるのだなと、私も自分に喝を入れなくてはいけない気持ちになりました。

 ところで、「目が腐るほど」という言葉に少し反応してしまったのですが、その理由を聞いていただけるでしょうか。

 というのも、季節を区切る72候の中に「腐れたる草蛍と為る」というものがあるのです。

 72候が生まれた古代中国の人は、腐った竹や草が、あの儚く光る蛍になると思ったのだそうです。

 確かに、昔の人からすれば、何故、この時期に現れる虫は夜になると光るのだろう…と不思議だったのでしょうね。

 それにしても、「星のかけらが降りてきた」とか「風に消えたロウソクの炎は、じつは姿を変えて蛍になっていた」とか、いくらでもロマンチックな解釈ができそうなのに、なぜに腐った草…と後世の私からしたら、そちらのほうが余程不思議です。 雪女54歳さんは、如何思われますか。

 

 

 続いてご紹介するのは、こちらの方です。

 

 

竹村さんモクモクです!

朝、車のワイパーの所に挨拶しに来てくれたのは、昆虫界のスーパーヒーローのクワガタです。ちょっと小さいクワガタ君ですが、朝から気分がよくて渋滞も気になりませんでしたよ。竹村さんは虫は大丈夫ですか?

 (R.N.  妄想オヤジ)

 

 妄想オヤジさんは、親指の付け根に佇むクワガタの写真も添えてメッセージを送って下さいました。  

 実は私、虫は全く気にならないどころか、カブトムシやクワガタなどの昆虫の仲間は割と好きなのです。

 昔から図鑑が好きで、家には様々なジャンルの図鑑コレクションがあったのですが、その中でもいっとう好きだったのが、今森光彦さんというカメラマンの方「世界昆虫記」でした。

 図鑑よりは写真集に近いのですが、これが本当に非常に美しい本でして。

 特に熱帯の虫などは、宝石と見まごうようなものや、ユニーク極まりない生態のもの、植物と上手く共存した生存戦略の巧みなものなど、胸躍るような虫たちが沢山掲載されているのです。

 こうした子どものころの思い出が、虫に対するポジティブな気持ちを育んだのかもしれません。

 写真の小さなクワガタも、とても可愛らしかったです。ありがとうございました。

 

 

 最後は、この方です。

 

 

はじめまして。

私は本はあまり読まないほうなのですが…

ある理由から今、若年性認知症について真剣に学びたいと思っています。

若年性認知症について活字を読むのが苦手な私でも読むことができる学べる本はないでしょうか?

R.N. キティちゃん)

 

 はじめましてのメッセージ、ありがとうございます。

 認知症についての専門家ではない私に質問を下さったということは、おそらく専門書の類をご紹介することは求めてらっしゃらないのだろうと思って、色々思い起こしてみました。

 「若年性認知症」というワードで考えてみますと、やはり小川洋子さんの「博士の愛した数式」や、映画「私の頭の中の消しゴム」、TBSドラマ「大恋愛~僕を忘れる君と」などが、とりあえず今浮かぶものなのですが…メジャーなものばかりなので、もし既にご覧になられた後でしたらごめんなさい。

 また、「脳の機能」ということでしたら、木曜日のBOOKMARKERで紹介したばかりの「ひとの気持ちが聴こえたら」はお勧めさせて下さい。

 この主人公は認知症ではなく、自閉症という形で、(認知症と自閉症を同列に語っているのではないこと、ご査収くださいね。あくまで「脳の機能」という広すぎるくくりで考えた時に思い浮かんだものです)脳の機能について自身の体験や感情を踏まえながら率直に語っていらっしゃいます。

 若年性ではありませんが「認知症」ということでしたら、今出版界で話題になっているのが川村元気さんの「百花」です。

 川村さんは「世界から猫が消えたなら」などの作品で知られる方ですが、映画プロデューサーでもいらっしゃるせいもあるのか、文章の書き方が映像的でちょっと面白いクセがある気がします。

 普段文章を読まない方でしたら、そこが読みやすさに繋がるかもしれません。

 認知症になった母と、その介護をする息子のお話で、親子の絆を感じさせてくれる作品です。

 川村ご自身が認知症になられたお婆様との体験をもとに書かれています。

 思いつくままに書き綴っていたら、なんだか長文になってしまってすみません。

 乏しい知識で本当に恐縮なのですが、何かお役に立てましたら幸いです。

 

 

 今日のブログは長文ですね。

 ここまで読んでいただいた方、お付き合いいただきありがとうございます。

 

 金沢ビーンズ明文堂書店presents「竹村りゑの木曜日のBOOKMARKER」は、

毎週木曜18:45-1900放送、再放送は毎週日曜745-800です。

 ご興味持ってくださった方は、今度はラジオでもお目に書かれますと幸いです。

 

 

 湿度が高い中で、日によって寒暖差も大きいようです。

 体調管理に気を付けたいですね。

 それでは、今日はこの辺で。

 また、ブログ書きます。

                                              敬具     

 

ページTOPへ