竹村りゑのブログ

拝啓 

 

みなさま。

とうとう、石川県も梅雨入りですね。

こう聞くと、なんだか少しうっとおしいような気分にもなってしまいがちなのですが、

梅雨の季節に使うのにぴったりな、綺麗な言葉も日本語には沢山あるんですよ。

 

例えば「麦星」はその中の一つ。

梅雨の晴れ間、夜空に見える星のことを指す言葉で、麦が熟れる頃に見られることからこう呼ばれているのだとか。

はっきりと、牛飼い座の中で一番輝く金色の星、アークトゥルスを指す場合もあるそうです。

アークトゥルスも、この季節によくみられる星だからですね。

この、むぎぼし、という言葉の素朴さに、農作業を終えた帰り道や、あぜ道で見かける露草などをイメージして、少しノスタルジックな気分になります。

麦星探し、なんて、なんだか宮沢賢治の本の中に出てきそうな響きです。

 

 

さて、今日のTwinWave は、毎週金沢ビーンズさんのご協力のもとお届けしています「火曜図書館」でした。

今日は花田菜々子さんの自伝的小説「出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった一年間のこと」をご紹介。

 

 

現状に違和感はあるけれど、だからと言ってどうしたらいいか分からない…というアラサーの女性が、自分の中の色々な固定概念を破って自分自身の「本当にやりたいこと」を見つめていく様を描いていて、出版元の河出書房新社が大プッシュしていている作品です。

今月の書籍雑誌「ダ・ヴィンチ」でも紹介されていました。

今、注目度が高い本なんです。

テーマの共感性の高さに対し、読みやすい文体や明確な舞台設定などが見事に両立しています。

作中で花田さんが出会った人に勧める本は、ぜひ読んでみたいと思うのばかり。

読みたい本が増えて、困ってしまいます。笑

 

 

そして、明日のTwinWaveでは、石川県内のアートをご紹介する「街には素敵があふれてる」をお届けします。

お話を伺うのは、金沢美大をご卒業され、金沢で社会人として働きながら制作活動を続けている画家「野沢のこ」さんです。

 

 

圧倒的なのは、ネオンピンクの色彩の激しさ!

この主張が激しい色を、野沢さんは繰り返し自身の作品の中で使用しています。

野沢さんにとって、ネオンピンクはご自身の中の「あるもの」を明確に表現するためのものだとか。

 

 

 

その「あるもの」とは、いったい何なのか?

なぜ、油彩画でコミックの一場面のような絵を描くのか…それも、女性ばかり?

優しい色彩の風景画との、作風のギャップは何なのか?

など、一つ一つ、丁寧にお答えいただきました。

 

お話を伺って私は、モノというのは、ここまで深く自己を掘り下げないと作れないのだなあと感動してしまいました。

インタビューの内容は、明日(6月13日)の午前11時40分ごろから、MROラジオTwinWaveのコーナーでお届けします。

 

野沢のこさんは、個展「まるで深海のサヴァイヴ」を、野々市市のギャラリー「ルンパルンパ」で開催してらっしゃいます。

期間は6月30日(土)まで。

関心のある方は、ぜひ足を運んでみてくださいね。

ギャラリーの内装も可愛いので、注目です。

 

 

湿気のせいか、朝起きると、思いがけず空気がひんやりしていて驚くことがあります。

急な気温変化もありますが、お風邪などひかれませんよう、ご自愛くださいね。

 

敬具   

 

 

 

 

 

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